「AV女優の子どもはかわいそう」なんて大嘘!他人を傷つけるような言動に惑わされずに生きよう
有名なAV女優や元AV女優として芸能活動をしている女の子が結婚したり、妊娠したりした場合、テレビの地上波などではまずニュースとして報道されることはないでしょう。
しかし週刊誌やインターネット上のニュースサイトなど、そういったメディアではニュースとして取り上げられることがあります。
とくにインターネット上のニュースサイトでは、読んだ人がその記事に対するコメントを残せる場合がほとんど。
そんなときに、どういったことが起こるかと言えば、祝福の言葉以外に「AV女優と結婚なんて信じられない」「子どもがかわいそう」などといった、誹謗中傷コメントもある程度見られるものです。
とくにこれらのコメントのなかで多く見られるのが「AV女優の子どもは不幸になる」「将来イジメられる」などの言葉でしょう。
AV女優がこれらのコメントを目にした場合、もしかしたら「AV女優は結婚しちゃいけないのか」「子どもは産んじゃダメなんだ……」なんて考えてしまうかもしれません。
しかし現実的には、そんなことはありません。
本当にAV女優が子どもを産んだら、その子どもは不幸になってしまうのか、考えてみましょう。
実際にAV女優が子どもを産んで「不幸になった」なんてケースはまずありません
まず断言しておきたいのが、実際にAV女優が産んだ子どもが「不幸になった」なんてケースはまずない、ということ。
実際に、これまでに結婚・出産したAV女優なんて星の数ほどいます。
もし現実的にAV女優が産んだ子どもが不幸になっているとしたら、なにかしらのニュースになっていてもおかしくはないでしょう。
「やっぱりAV女優の子どもは不幸だった!」なんて下世話なニュース、無責任な世間の人が楽しみそうなネタではないですか。
しかしそういったニュースがまったく見られないのですから、AV女優の子どもが実際に不幸になったケースなど、ほぼないと断言できるわけですね。
もしなにかあったとしても、それは「母親がAV女優だから」なんて理由ではなく、どの家庭でも起こりうるような理由である、と考えられるでしょう。
ほとんどのAV女優は引退後は誰からも気にされない
一般メディアにもバンバン出演しているようなよほど有名なAV女優や、引退後もAV女優時代の名前を使って芸能活動している女の子は、もちろん引退してからも「元AV女優」という目で見られてしまうことは間違いありません。
しかしそうではないほとんどのAV女優は、引退後は誰からも「元AV女優」だなんて気付かれるケースはありません。
とくに周囲の母親仲間などは、そもそもAVを見たことがない場合も多くなるでしょうから、自分から話しでもしなければまず「元AV女優」だと知られることはないでしょう。
このように、もし元AV女優だったとしても、それが自然に周囲に知れ渡る、なんてことはまずありえない話なのです。
周囲に知られなければ、母親が元AV女優であることが理由で子どもが不幸になる、なんてことにもなるはずがありません。
元AV女優であることが知られてもそもそも問題ない
「周囲に元AV女優であることが知られたらどうしよう……」なんて考える元AV女優もいるようですが、実際には知られたところで大きな問題になるようなことはありません。
大多数の人は「以前何をしていたか」よりも「現在どんな人か」をポイントとして、人付き合いをしています。
もし元AV女優だと知られたとしても、驚きはするでしょうがそれを理由として付き合いを断ったり、差別的な言動をしたりするような人は、まずいないのです。
ただし人によっては、元AV女優だと知ったら離れていく可能性もあるでしょう。
それは個人個人の感情の問題ですから、離れていくことを止めるのは難しいのが現実です。
そういった場合は「差別的な人と付き合いを断てて、むしろ良かった」と考えておいたほうが、精神的にも健康になれますよ。
そもそも結婚や妊娠・出産が話題になるAV女優はほとんどいない
そもそもの話として、先にも書きましたが結婚や妊娠・出産が話題になるようなAV女優は、限られた超有名AV女優しかいません。
「現役時代はかなりの人気AV女優だった」なんて女の子でも、引退してしまったらもう「ただの女の子」。
安心して結婚や妊娠・出産できるでしょう。
さらに言えば、もしアナタがごく一握りの「妊娠・出産がニュースになるようなAV女優」だったとしても、それほどの知名度があればそれはむしろ誇るべき部分です。
つまりどのAV女優にとっても、結婚や妊娠・出産は将来を心配するようなものではなく、喜ぶべき出来事だと言えるのです。
AV女優の妊娠・出産が話題になるのは「AV女優=不幸」の思い込みが根強いため
なぜ現実に反して「AV女優の子どもは不幸になる」などというコメントがいまだに多いのでしょうか。
それはいまだに「AV女優=不幸」といった思い込みを、根強く持ち続けている人が少なくないため、とも言えます。
日本社会の悪い面と言えますが、なぜ「AV女優=不幸」との思い込みを捨てられないのでしょうか。
見せかけの貞操観念を捨てられない
日本では「男女ともに結婚するまでは清い身体で」「結婚したら不倫などはしない」といった、見せかけの貞操観念が根強く残っています。
あえて「見せかけの」と付けたのは、現実的には現代日本社会にはもうすでに「貞操観念」といったものはほとんど存在していないため。
結婚前に肉体関係を結ぶ男女がほとんどであり、実際に「結婚するまでは童貞・処女でいよう!」なんて人はまずいません。
また結婚後の不倫や浮気もありふれたものになっており、だからこそ頻繁に芸能人の不倫がニュースになるわけです。
むしろ一般人よりも、AVの撮影でしかセックスしないAV女優や男優のほうが、性的には乱れていない、とすら言えるでしょう。
それなのに「AV女優だからヤリまくっているに違いない!」なんて考え方を捨てられない、そんな人が多いのです。
他人を下に見て安心する人が多い
日本には「自分が幸福である」と自信を持って言える人は、あまりいません。
なにをもって「幸福」かは難しい部分がありますが、自分の幸福さを確かめるために他人を「自分より不幸だ」と下に見て、安心する人が多いのです。
そしてそのターゲットとして、肉体労働者やAV女優・風俗嬢のような性産業の女の子が下に見られやすい傾向はあるでしょう。
正直に言って、こういう人は「かわいそう」と思うようにして、なにを言われても気にしないくらいの気持ちでいたほうが良いでしょう。
ネット上ではなんでも言える人間が多い
インターネット上のニュースサイトで、妊娠・出産したAV女優への誹謗中傷が溢れるのは、単純にコメントができるからだけではありません。
そういったニュースサイトのコメント欄は、基本的には「誰が何を言ったか」がわからなくなっています。
つまりコメントをする人間は、自分は傷付かずに他人を傷付ける言動を平気で言える環境に置かれているわけですね。
自分の正体がわからない、なにを言っても良い環境だ、と勘違いしてしまった人間が、平気で鬱憤晴らしのような形で他者を貶める発言をするわけです。
しかし当然、実際にはインターネット上だからと言ってなんでも発言して良い、わけではありません。
誹謗中傷がニュースになるたびに「開示請求」といった言葉が聞かれますが、これは簡単に言えば「インターネット上の匿名の発言を、どこの誰が書き込んだのかを調べてはっきりさせられる」制度です。
つまり開示請求した人間には「誰が自分に対して誹謗中傷をおこなったか」がはっきりするわけで、そこから賠償金や慰謝料を請求するわけですね。
もし妊娠・出産以外でも「自分に対して誹謗中傷がインターネット上でおこなわれているのを見たら、開示請求してやる!」くらいに考えて対処しましょう。
まとめ
インターネット上の言動を目にしていると、それらの意見が「世間一般の人、大多数の意見」だと勘違いしてしまいがちです。
しかしそれは大きな間違いであり、インターネット上に書き込まれた意見など「個人の偏見に基づいた、現実には即さない意見」だと考えたほうが良いでしょう。
そしてそういった意見を書き込んでいる人は、他人を下に見てインターネット上で誹謗中傷することでしか自分の幸せを感じられない、かわいそうな人たちです。
そう思えば、どんなことを書かれていても気にならなくなるでしょう。
しかしもちろん、だからと言って黙っている必要はありません。
誹謗中傷に関しては、開示請求をして慰謝料や賠償金を請求するなど、実際に行動に出ることも非常に有効です。
なかなかAV女優が自分ひとりで開示請求などをおこなうのは大変かもしれませんが、プロダクションのスタッフに相談するなどして、対策を立てるのはありでしょう。
そしてなにより、元AV女優だからなんて理由で結婚や出産を躊躇する必要はなく、誰でも幸せな家庭を築ける、という事実を忘れないでください!
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