自分の写真や動画がインターネット上で勝手に使われているのをAV女優が見つけたときにできる対処法とは?

自分の写真や動画がインターネット上で勝手に使われているのをAV女優が見つけたときにできる対処法とは?

現代の人間は、ほとんどの情報収集をインターネットに頼るようになっています。

電車内ではスマホを見つめている人間がほとんどですし、買い物もインターネットの通販サイトばかり利用している、なんて人も多いでしょう。

AV女優の場合でも、活動を継続していくうえではインターネット、とくにSNSを活用して、ファンの方に自分をアピールするのは必須、ともなっています。

そんな便利なインターネットですが、AV女優にとっては「出演したAVが違法にアップされている」「サイトで勝手に自分の写真が使われている」「SNSでなりきりアカウントが運営されている」など、さまざまなトラブルが起こってしまうケースも。

放置していると不利益が生じる可能性もありますので、できれば対処しておきたい……そのように考えているAV女優さんに向けて、インターネット上に写真や動画が勝手にアップどのような対処法が考えられるのか、ご紹介します。

インターネット上でAV女優の画像や動画が勝手に使われるのはどういった例がある?

インターネット上では、さまざまなところでAV女優の写真や動画が見かけられます。

もちろん、自分が出演したAVを販売しているAVメーカーの公式サイトや、AVの販売サイトなどで写真や動画が使われているのは、宣伝や販売のためですので、当然のことですので気にする必要もありませんが、それ以外で画像や動画を見かけた場合、ドキッとするケースも考えられるでしょう。

どういったケースでAV女優の画像や動画が勝手に使われているのか、おもなシチュエーションをご紹介します。

海外の違法動画アップロードサイト

AV業界にとって、現在非常に大きな問題となっているのが、AVの違法動画アップロードサイトの存在です。

違法動画アップロードサイトでは、AVの著作権を持つAVメーカーに無断で発売しているAVを勝手にアップされ、誰もが簡単に見られるようにしてしまいます。

これらのサイトにアクセスすれば、誰もが無料でAVを鑑賞できてしまうわけですね。

AVの発売日にはすでに違法動画アップロードサイトでAVがアップされている場合も多く、そこでAVを見られてしまったら当然、AVメーカーにとってはその分収益が得られなくなってしまいます。

AVメーカーの収益が下がれば、当然AV女優の出演料などにも、値下げなどの大きな影響が出ることが考えられるわけですから、違法動画アップロードサイトの存在はAV女優にとっても大きな問題と言えるでしょう。

個人が運営しているアダルトサイト

AVメーカーやプロダクションなどと関係なく、個人が運営しているアダルトサイトも、日本には山ほど存在しています。

AVやAV女優を紹介することでアクセス数を増やし、結果として広告料などを得るアフィリエイトサイトもありますし、単純にAV好きが個人でAVレビューやAV女優紹介をおこなっているファンサイトもあるでしょう。

このようにアダルトサイトを運営するのは、運営者の目的によっても変わってきますが、ほとんどの場合で言えるのが、画像や動画を無許可でアップしている点です。

それ自体はあくまでも「引用の範囲」であれば、大きな問題となるケースは少ないのですが、問題なのは「インターネットのサイト上での顔出しを許可していないAV女優」の画像や動画が、勝手にサイトにアップされてしまうケースです。

AV女優は、身バレを防ぐための対策として、どこまでなら顔出しOKなのかをはっきりとさせる「パブ」の設定をしています。

パブの範囲が狭い女の子の場合は「アダルトサイトへの顔出しNG」としている場合もありますが、無許可で運営されているアダルトサイトではそういったパブなどは関係ありませんので、勝手に画像や動画を掲載されてしまうわけですね。

これは身バレにつながりかねないわけですから、女の子にとっては非常に心配なポイントとなってしまうわけです。

SNSでのなりすまし被害

X(旧Twitter)やInstagramといったSNSは、現在ではほとんどの人がアカウントを持っている、と考えられるほど巨大な存在となっています。

誰でも簡単にアカウントを持てるのがSNSの魅力ですが、そのため勝手にAV女優の画像を使ってアカウントを開設する「なりすまし」が頻発するのが問題です。

なりすましアカウントがあると、騙されたファンの方に金銭的な被害が発生したり、AV女優本人に対する評判が落ちたり、といった問題が発生しますので、できる限り対策はしておきたいですね。

インターネット上でAV女優の写真や動画が無断で使われているときの対処法

インターネット上で無断で写真や動画が使われるのは、AV女優にとってははっきり言ってメリットがまるでありません。

可能であれば対処したい、と考えている女の子も多いでしょうが、具体的にはどのようにすれば画像や動画の削除ができるのか、わからない女の子も多いはず。

それぞれのパターンで、どのような対処が現実的なのかをご紹介します。

海外の違法動画アップロードサイトの場合

海外の違法動画アップロードサイトの場合は、サイトによっては運営への連絡先が掲載されていますので、そちらに削除依頼の連絡をするのが、まず対処の第一歩と言えます。

ただしAV女優本人が連絡しても無視される可能性がありますので、AVを削除してもらいたいなら作品の権利を持っているAVメーカーから削除依頼をしてもらうべきです。

所属しているプロダクションからAVメーカーに連絡してもらい、削除依頼してもらいましょう。

ただし運営への連絡先が記載されているのは、まだ良心的なサイトの話。

連絡先などがまったくの不明で、削除依頼しようにもできない場合も考えられます。

こうなると民間レベルでの対応は難しいため、弁護士に依頼するのが最善の方法となるでしょう。

弁護士事務所によっては、違法動画アップロードサイトの動画削除を得意としている事務所もありますので、まずは相談だけでもしてみると良いかもしれません。

その際は個人で動くよりも、先にプロダクション話してからにしたほうが、なにかあったときにも相談できるため心強いです。

個人の運営するアダルトサイトの場合

個人の運営するアダルトサイトの場合、まずは違法動画アップロードサイトの場合と同じく、運営の連絡先に削除依頼をするのが手順です。

日本人や日本の会社が運営している場合が多いため、削除依頼があれば比較的速やかに該当の画像や動画を削除してくれる場合がほとんどであり、海外のサイトを相手にするよりは話は早いはずです。

もちろん、AV女優が個人として削除依頼するより、AVメーカーから連絡してもらったほうが良いでしょう。

ただし場合によっては連絡先がわからない場合もありますし、削除依頼に難色を示し、なかなか削除してくれない可能性もゼロではありません。

そうなったら訴訟問題となるわけですが、これはまずプロダクションやAVメーカーと話し合わなければならないでしょうね。

SNSのなりすましアカウントの場合

SNSのなりすましアカウントは、まずSNSの運営会社にそのアカウントの削除を申請するのが第一歩です。

削除申請すれば、まず間違いなくなりすましアカウントは削除してもらえるでしょう。

しかし運営会社としては、そのアカウントが問題のあるアカウントなのかを判断する時間が必要なため、通報したらすぐに削除してもらえるわけではありません。

なりすましアカウントはしばらく残り続けることになりますので、騙される人が出ないように注意喚起の書き込みをしておいたほうが良いでしょう。

なりすまされた本人が注意喚起をすることで、可能な限り騙される人を減らしておきたいですね。

まとめ

インターネットは非常に便利で、AV女優にとっても宣伝ツールとして欠かせないものとなっていますが、マイナスの側面もゼロではありません。

AV女優以外にも、芸能人やスポーツ選手などもその点は悩ましい部分ではあるようですが、AVという自分の出演した商品を丸ごと無料でアップロードされてしまう被害に遭いやすいぶん、AV女優とってはインターネットでの画像や動画の不正な利用は大問題と言えるでしょう。

AVメーカーをはじめ、AV業界としても違法アップロードへの対処はいろいろとおこなっていますが、それでもなかなか対応できないのが現実的な話。

ただし個人が運営しているアダルトサイトや、SNSのなりすましアカウントなどは比較的対処しやすいのが、まだ助かる点です。

どういった場合にしても、自分ひとりで対応するのは大変ですので、プロダクションやAVメーカーと相談して、場合によっては弁護士などにも助力を求めることも考えましょう。

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