腟カンジダは性病ではないけれどAV女優にとっては厄介な病気！その症状や対処法を知っておこう

腟カンジダは性病ではないけれどAV女優にとっては厄介な病気！その症状や対処法を知っておこう

女の子にとって「腟カンジダ」は、非常に厄介な病気として知られています。

もちろんそれはAV女優にとっても同じこと。

さまざまな不快な症状が出て、AVの撮影にも支障が出るケースが考えられるのです。

「でもAV業界では、さまざまな性病検査を毎月1回義務付けているから、腟カンジダにも感染する危険はないでしょう？」

そう考えるかもしれませんが、実は腟カンジダは性病ではないため、AV出演者が受ける性病検査の項目としては数えられていません。

また腟カンジダの感染原因は性行為だけでないため、AV業界がどんなに性病対策に関して万全の体制を取っていたとしても、AV女優が腟カンジダを発症する可能性はゼロではないわけですね。

そんなAV女優にとって厄介な病気である腟カンジダ、その発症する原因や、どういった症状が現れるのか、といった点をご紹介していきます。

性病ではない腟カンジダだけれどもAV女優には面倒な病気！腟カンジダの発症原因とは？

まず腟カンジダは、性病としては数えられない病気である、と知っておくべきです。

そのためAV女優の受ける性病検査の項目には入っておらず、性器になにかしらの異常を感じていたとしても、性病として扱われないため放置されてしまうケースも見られます。

それではそもそも、なぜ腟カンジダは性病としては数えられないのでしょうか。

腟カンジダが発症する原因と合わせて、ご紹介していきます。

腟カンジダはセックスによって感染するとは限らない病気

腟カンジダが性病として扱われていない原因は、そもそも腟カンジダがセックスによってのみ感染する病気ではない、という点にあります。

性病として扱われる「淋病」や「尖圭コンジローマ」、「梅毒」といった病気は、基本的にはセックスによってのみ感染が拡がる病気です。

一方、腟カンジダはセックスによっても感染しますが、セックス以外の原因でも発症する、という違いがあります。

そのためセックスの経験がない処女でも腟カンジダを発症したり、どんなに性病感染を徹底しても発症する可能性がゼロではない病気なのです。

腟カンジダが発症する原因にはどういったものがある？

そもそも腟カンジダの原因となるのは、カンジダ菌と呼ばれている腟内の常在菌です。

つまりカンジダ菌は最初から腟内に存在しており、通常時は悪さをせずにそのまま人間と共存している存在、なわけですね。

このカンジダ菌が悪さをしないまま腟内にとどまっているのは、腟内に存在する「デーデルライン桿菌」が腟内を弱酸性に保ち、カンジダ菌の増殖を防いでいるため。

このデーデルライン桿菌の働きがなんらかの原因で弱まってしまうと、カンジダ菌が異常繁殖して悪さをする＝腟カンジダを発症したり、ほかの病原菌が腟内に侵入しやすくなってしまったりするわけですね。

それではどういったタイミングでデーデルライン桿菌の働きが弱まってしまうのか、と言えば……。

「風邪や疲労による免疫力の低下」「アソコの洗いすぎ」「抗生物質の投与」など、さまざまな原因が考えられています。

とくに免疫力の低下や、アソコの洗いすぎなどは、日常生活ではありがちな腟カンジダの発症原因となりうる、と言えるでしょう。

腟カンジダが発症するとどのようなのような症状が出る？発症中のセックスは問題ないの？

腟カンジダが、どんな女の子でも発症する可能性があること、どれだけ性病対策を厳しくおこなっても発症する可能性があることは、ご理解いただけたことと思います。

またAV出演者向けの性病検査では腟カンジダに関する結果は出ないため、場合によっては腟カンジダを発症しているのにそれに気付いていない、なんてケースも考えられるでしょう。

腟カンジダを発症すれば、当然症状が出ます。

ただし症状の程度には個人差がありますので、発症に気付かないケースもゼロではないようです。

具体的な腟カンジダの症状を知って、発症したときにはすぐ対応できるようにしておくと良いでしょう。

腟カンジダの症状は「かゆみ」と「白いおりもの」が特徴

腟カンジダの主な症状としてまず挙げられるのが「外陰部の強いかゆみ」です。

かゆみが強すぎる場合は、かゆみを通り越して「痛い」とまで感じられる女の子がいるほど。

ズキズキとした痛みをアソコに感じ続けているのは、かなりツラい状況と言えるため、腟カンジダの発症にも気付きやすくなるでしょう。

ただし軽いかゆみしか感じていない場合は、腟カンジダの発症に気付きにくくなるかもしれませんね。

また腟カンジダの症状のひとつとして「ヨーグルトやカッテージチーズのような白いおりもの」の分泌も挙げられます。

おりものの量も個人差はありますので、この場合も腟カンジダの発症に気付ける場合と気付けない場合が出てくるでしょう。

「なんだか変だな」と感じた場合は、AV女優用の性病検査のほかに腟カンジダの検査も受けておくと良いですね。

腟カンジダの症状が出ているときにセックスをしても大丈夫？

腟カンジダの症状が出ているときに、セックスをしても大丈夫なのでしょうか。

「腟カンジダは性病ではないので、症状が出ているときにセックスをしても大丈夫」……と言いたいところですが、実際のところ腟カンジダの発症中にセックスをするのは、できるだけ避けるべきです。

理由としては簡単で、腟カンジダが発症しているときは腟内に炎症が起きている場合が多いので、強い刺激を与えると症状が悪化してしまいかねないため。

また腟カンジダは性病ではありませんが、セックスを通じて相手に感染させてしまう可能性があるのも、腟カンジダの発症中にセックスをしないほうが良い理由です。

腟カンジダが発症しているときにAVの撮影があったらどうするべき？

腟カンジダの発症中は、セックスは控えるべき……とは言っても、AV女優である以上、お仕事としてAVの撮影でセックスをしなければならないケースもあるでしょう。

腟カンジダは性病ではないため、たとえ発症していてもAVの撮影に問題はありません。

かと言って、症状がひどい場合には撮影自体がキツイでしょうし、コンドームを着用すればAV男優に感染させる可能性が低くなるとは言ってもあまり良い気分がするものではないでしょう。

できればお休みしたい……と考えても、現在はAV新法の影響で急遽AV女優の代役を立てることもできなくなっているため、休むのも気が引ける女の子もいるはずです。

しかし体調が悪いのに、無理やり出演してもAVの撮影に集中できなくなるかもしれません。

撮影日までに治療を受けて症状が軽くなれば良いでしょうが、症状が軽くならないようなら早めにプロダクションのスタッフに相談して、撮影を休ませてもらえないかお願いすると良いでしょう。

撮影がキャンセルになってしまうのは確かですが、それは仕方がないことです。

また体調万全のときに撮影して、良い作品を作ることで挽回すれば良い、と考えてください。

まとめ

腟カンジダは性病ではありませんが、性病ではないからこそAV女優にとって厄介な存在と言えます。

放置すれば放置するほど悪化してしまう可能性もありますので、少しでも異常を感じたら早めに病院へ行って、腟カンジダの検査と治療を受けるべきでしょう。

確実性を重視するのであれば、毎月1回の性病検査の際に、腟カンジダについても検査してもらう、というのもひとつの方法です。

ただし当然余計に費用がかかることになってしまいますので、なかなかそれも難しいかもしれません。

そもそも腟カンジダの症状が出ないようにするために、規則正しい生活を送ったり、適度な運動をしたりして身体の抵抗力を上げるのも良い方法です。

健康的な生活を送り、少しでも異常を感じたら早めに病院を受診して治療する、このふたつを心がけるようにすると良いでしょう！