日本のAVでモザイクが解禁される可能性はある?日本のAVはモザイクがあるからこそ発展してきた一面も!

日本のAVでモザイクが解禁される可能性はある?日本のAVはモザイクがあるからこそ発展してきた一面も!

日本は世界では「AV大国」と呼ばれるほど、AV産業が発展している国です。

それだけにAVが作られる本数も多く、数多くのAV女優が活躍できる土壌が整えられている国、と言えます。

ただしAV業界が大きければ大きいほど、さまざまな問題が起こりやすいのも事実。

AV出演の強要問題からの流れでのAV新法の成立や、改正問題が社会的に騒がれているのは、AV業界に興味がある人なら深い関心を持っているのではないでしょうか。

そして日本のAVを語るうえで、外せない話題が「モザイク」に関するものです。

なにしろ世界的に見て、日本のAVに欠かせないモザイクは非常に珍しいもの。

最近では日本でも「AVのモザイクは意味があるの?」「AVの世界進出を考えたら、モザイクは解禁してしまったほうが良いのでは?」なんて意見も聞かれるようになってきました。

しかし実際に、日本のAVでモザイクが解禁される可能性はあるのでしょうか?

日本のAVでモザイクが解禁される可能性は限りなくゼロに近い!

たしかに世界的に見てみると、AVをはじめとするアダルト動画で性器にモザイクがかけられているのは、日本のみとなっています。

インターネットの発達によって、ほかの国の無修正アダルト動画がいくらでも見られる環境になった今、モザイクをかけ続けている理由は少なくなっている、と考えられてもおかしくはありません。

しかし現実的に考えて、日本でモザイクが解禁される可能性は限りなくゼロに近い、と言わざるを得ないでしょう。

その理由は、モザイクを解禁するためには法律の問題がどうしても避けられないものであるためです。

日本のAVでモザイクを解禁するためには法律の改正や新たな法律の作成が必要となる

日本のAVでモザイクが必要な理由は、性器を隠さない映像を流通させてしまうと「わいせつ物頒布等罪」などの違反に問われ、逮捕されてしまうためです。

そのため日本でモザイクを解禁するためには、わいせつ物の頒布に関する法律に「AVを除く」などの文面を追加したり、新たに「AVはわいせつ物に含まれない」とする法律を作成したりしなければなりません。

「じゃあやれば良いんじゃないの?」と考えるかもしれませんが、実際にAVのモザイク解禁のために動く政治家などは存在しないでしょう。

AVというのはデリケートな問題ですので、モザイク解禁のために動けば賛成派もいるでしょうが、反対派も多くなります。

むしろ反対派のほうが多くなるであろう、と想像ができます。

政治家にとっては、下手にAVに関することで動いて「あの政治家はとんでもない奴だ!」などという話が出てきてしまうと選挙に不利になることが明らかです。

そのため政治家にとって、AVの問題はあえて触れないようにするのが当たり前。

反社会的な行為と批判された、AVの出演強要問題に起因する「AV新法の成立」といった、AV業界を正す社会的正義と考えられる行動に出る政治家はいても、AV業界の発展に寄与するためのモザイク解禁のために動く政治家はいない、と断言できるわけです。

AV業界がモザイク解禁のために積極的に動くことはない

AV業界が積極的にモザイク解禁のための運動をおこなえば、社会的にモザイク解禁の動きが盛り上がって、モザイク解禁がおこなわれる……という可能性も、まずないと言えるでしょう。

法律がある以上、AV業界はそれに逆らうことはできません。

むしろモザイクを解禁するどころか、問題にならないように自主規制をより激しくするのが、AV業界側のセオリーです。

たとえばお尻の穴を例に挙げると、ただ単に画面に映るだけであれば、お尻の穴にはモザイクはかかりません。

しかしAV男優がAV女優のお尻の穴に触ったり、バイブなどのオモチャを挿入したりすると、お尻の穴は「わいせつな行為の対象」となって、モザイクがかけられることが多くなります。

このあたりは「こうしなければならない」といったルールが定められているわけでもないため、各AVメーカーの自主規制としての側面が強くなりますが、そのくらいAVメーカーは「わいせつ物」が問題にならないように気を使っているわけですね。

そのためAVメーカーは、わざわざモザイク解禁のために動いて、目を付けられて摘発されるリスクを犯さないのです。

日本のAVはモザイクがあるからこそ進化を遂げてきた一面がある

なにかと邪魔者扱いされてしまうことの多い日本のAVのモザイクですが、けっして悪い面しかない、とは言えません。

とくにモザイクがあることで、日本のAVは進化を遂げ、結果的に日本は「AV大国」となった、とも言えるのです。

海外のAVはモザイクがないためワンパターンになりがち

海外のAVは、モザイクがありません。
これはけっして「性器やセックスはわいせつなものではない」と考えられているためではなく、それ以上に「映像作品に対する表現の自由」を重視しているため、と言われています。

それはともかくとして、外国のAVはモザイクがないため、性器を含めたエッチな部分が丸見えになっています。

つまりとくに工夫をしなくても、セックスしているところを単純に映せば、オナニーのオカズとしてはじゅうぶん使えるものになるわけですね。

そのため海外のAVは「セックスシーンを単純に撮影しただけ」の作品が多く、どうしてもワンパンターンになってしまいがち。

さまざまな設定や小道具などを活かした企画AVはもちろん、AV女優がなにかの役柄を演じるドラマAVのようなものすらほとんど見られません。

ただ単にセックスが見られるだけのためか、最初は楽しんでいてもほどなくしてAVに飽きてしまう男性も多いようです。

日本のAVはモザイクで性器が見られないためシチュエーションに工夫がされている

日本のAVはモザイクがあるため、性器を見せる直接的なエロさは海外のAVに比べれば低い、と言えます。

そのため、男性にAVを楽しませるための工夫として、ドラマ作品としてさまざまなシチュエーションを作りだしたり、企画AVとして「マジックミラー号」「バコバコバスツアー」のような作品を生み出したりできたわけです。

直接的なエロを見せるのではなく「女の子がこんな状況でエッチなことをしている」といった、想像力を使ったエロさを見せるのが日本のAV、と言えます。

ただしこれは、日本が持つ「エロに対する寛容さ」も大きく影響しています。

たとえば日本では「レイプAV」「陵辱AV」なども人気ジャンルですが、海外ではこれらのジャンルは「社会的に問題がある」との理由で規制されていることも多いのです。

もちろん日本でも「なんでもアリ」とまでは言えませんが、あくまでもAVはフィクションであるため、海外では規制されているようなジャンルでもAV作品にしやすい点があるのはたしかですね。

日本のAVはシチュエーションに工夫がされているため海外でも人気が高い

日本のAVが海外で人気が高い理由として、日本のAV女優が持つかわいらしさや少女性といった部分に注目されることが多くあります。

しかしそれだけでなく、日本のAVはさまざまなシチュエーションが存在し、なかなか飽きない点にも注目するべきでしょう。

ワンパターンのAVは飽きられやすい、つまり日本のAV女優も、新しいチャレンジをせずにいつも同じような作品ばかり出演していたら、飽きられやすいわけですね。

そのことはAV女優としてお仕事をする以上、しっかり考えておくべきと言えるでしょう。

まとめ

日本のAVはモザイクの存在によって、世界でもかなり独自の進化を遂げた存在です。

もし日本のAVにモザイクがなかったら、海外のAVと同様、ただ単にセックスだけを映しているものだったのかもしれません。

そういった意味では日本のモザイクも、けっして不要なものとばかりは言えないのではないでしょうか。

もちろん「セックスシーンがモザイクなしで見たい!」といった声が多いのもたしかではありますので、良い点も悪い点もある、と言えるでしょう。

ただし日本の現状から考えて、正式に「AVはモザイク解禁!」となる可能性はまずありません。

日本のAVは、このまま「世界的に見ても珍しい存在」として、独自に続いていくのかもしれませんね。

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