AVは、基本的に男性が見るものであるのは、昔から変わらない事実です。
しかし現在のAV女優にとって、男性だけではなく女性からも好かれること、いわゆる「女性ウケ」することは、非常に大切なものとなってきています。
とくに現在のAV女優は「若いときにちょっとだけAVに出演しよう」と考える女の子は少なくなり、タイプとしては「できるだけ長期間、AV女優として活動したい」「引退後もAV女優としての名前を使って活動したい」女の子が増えています。
こういった長期間活動したい女の子にとって、なぜ女性ウケが大切なのか、ご紹介しましょう。
AV女優として長く活動するために「女性ウケ」が大切な理由とは?
かつてのAV女優にとって、人気としては男性からのものがあれば十分でした。
それはAV女優だけでなく、プロダクションやメーカーなど、AV業界全体がそう考えていた、と言っても間違いないでしょう。
それがなぜ「女子ウケが大事」な方向に変わってきたのか、その理由を説明します。
AV女優のファンになる女性が増えてきた
単純に、AV女優のファンになる女性が増えてきたため、女性ウケが良ければ作品の売り上げがアップするのが、女子ウケが大事な一番の理由と言えます。
女性がAVを見るようになった理由としては、AV女優がさまざまなメディアに進出するようになったこともありますが、なによりも「スマホでこっそりAVが見られるようになった」状況が大きいでしょう。
女性にとって、セルDVDショップに入ってAVを購入するのは、あまりにも高いハードルがある、と言わざるを得ません。
それがスマホを使えば、DVDを購入しなくてもデータとしてAVを見られるわけですから、女性にとってAVを見るハードルが一気に下がり、AV女優のファンになる女性が増えてきたわけですね。
またそういった女性需要を見越して、さまざまなメーカーが「女性用AV」を発売するようになったのも、女性がAVと触れ合う機会が増えた理由と言えるでしょう。
女性用AVを見る女性は、基本的には「イケメンAV男優」が目的です。
しかしAVである以上、そんなAV男優とセックスをするAV女優の存在は欠かせません。
そのため、女性用AVに出演していたAV女優に対して、ユーザーの女性たちが興味を抱く機会も増えたわけですね。
このとき大切になるのが、AV女優自身が女性ウケするかどうか、になります。
女性ウケの悪いAV女優だと、女性ユーザーからの反感を買ってしまい、女性人気の獲得につながらないどころか「なんであんな子が●●さんとセックスしてるの?」と嫌われる要因にもなりかねません。
女性ウケの良いAV女優であれば、女性ユーザーから「●●さんのAVに出演してた女の子、良い感じだった」と印象に残り、そこからファンになってくれる女性も増えるわけですね。
こういった、ファンを獲得するチャンスを逃さないのが、長くAV女優を続けるうえでは非常に大切になります。
女性ウケの良いAV女優は男性ファンからも注目されるようになる
女性ウケの良いAV女優は、さまざまなメディアで取り上げられやすくなります。
これまでAV女優が登場するメディアと言えば、エロ本やAV紹介雑誌など、まさに「男性しか見ない」ようなところばかりでした。
それがWEBメディアが発達したことにより、女性の目の触れやすい場所にもAV女優が登場するようになってきたのです。
そうなると、メディア側としては、男性だけでなく女性人気も高いAV女優を起用したくなるのが当然。
そのため自然に、女性ウケの良いAV女優がより多くのメディアに登場する環境が整えられてきているわけですね。
さまざまなメディアで取り上げられる機会が増えれば、当然それまで自分の存在を知らなかった男性の目に触れる機会も増えます。
そういったところから、より一般層にも人気があるAV女優として認知され、自然とAVの売り上げもアップしていく、と言えるでしょう。
AV業界で働く女性スタッフが多くなってきた
AV業界は男性の世界で、女性スタッフはメイクさんやスタイリストさんくらい……だった世界はとっくの昔に過ぎ去っています。
現在のAV業界では、ADなどのスタッフはもちろん、AV監督、AVメーカーのプロデューサー、プロダクションのマネージャーなど、女性が非常に多くなっているのが事実です。
男性スタッフに可愛がられるのも大切ですが、こういった女性スタッフに気に入ってもらうのも、AV業界を生き抜いていくコツと言えるでしょう。
もちろん、AV業界で働く女性たちは、好き嫌いで仕事をするわけではありません。
しかし出演オファーなど、大切なところで「やっぱりこの子が良さそう」と決め手になる可能性はあります。
その点は男性スタッフでも同じですが、女性スタッフとうまくやっていけるのは、長期間AV業界で働くうえではかなり大切な才能、と言えるでしょう。
引退後もAV女優名のまま活動をするのであれば女性ウケは必須!
現在のAV女優は、引退後もAV女優時代の知名度を活かすため、現役時代の名前で活動するケースが増えています。
そうしたとき、女性ウケはほぼ必須レベルで重要な要素となるでしょう。
はっきり言ってしまえば、元AV女優に対する世間的な目は、好意的なものばかりではありません。
AVに親しむ機会が多い男性はともかくとして、あまりAVに触れて来なかった女性からは厳しい目で見られ、下手すると炎上することもあります。
とくに引退したAV女優がメインの活動とするのが「実業家」や「インフルエンサー」といった職業でしょう。
AV女優のイメージとして、美容やファッションといった面に精通している、というものがありますので、ファッションブランドやエステを立ち上げて実業家となったり、化粧品などを紹介するインフルエンサーとして活躍したりするようになるわけですね。
そういった活動をおこなう場合、メインの顧客となるのは男性ではなく女性です。
そのため女性ウケの悪いAV女優では、引退後の活動の幅が非常に狭くなってしまう、と言えるでしょう。
実際問題として、現在「元AV女優」として活躍している女の子たちのほとんどが、現役時代から女性人気が高いタイプです。
またタレントや歌手、女優として活動する場合にも、女性に見られることは避けられません。
俗に言う「一般ジャンル」で活動するようになるわけですから、女性ウケが悪いと「人気が出ずに、自然にフェードアウト」なんてことになってしまう可能性があることを意識しておくべきでしょう。
まとめ
AV女優にとって、女性ウケを重視するのも非常に大切な時代となってきました。
AV自体を見る女性ファンが増えたこともありますし、AV女優として活動するうえで、女性からの支持を集めると有利に働く場所が増えたこともあります。
なによりも、AV女優がかつてのような、閉じられた「一部男性ファンだけに知られていれば十分だった時代」ではなくなっており、話題性や人気を確保するためにはより一般的な人気、男性だけでなく女性も含めた人気を確保しなければならない時代になった、それが女性ウケの重要さがアップした背景にある、と言えるでしょう。
そして引退後に、AV時代の知名度を活かして活動する場合、女性にウケる要素で実業家やインフルエンサーとしての活動をしつつ自分のやりたいことをやるのが、もっとも成功の可能性が上がる方向性となっています。
ただし女性ウケは、狙って獲得できるようなものではないのが難しいところです。
プロダクションの女性スタッフにも相談して、いろいろと試してみるのもアリですよ。
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