芸能界では、連日のように「枕営業」や「性被害」の話題が騒がれています。
枕営業をすることでお仕事をゲットするアイドル、グラドルや女優などが存在しており、逆に大物の男性出演者に女性をアテンドすることで、なんらかのプラスを得られる仕組みが存在しているわけですね。
その存在がウワサされながらも、なかなか認められることのなかった枕営業の存在ですが、ここまでくるとその存在はもう疑う余地のないレベルにまで達している、と言えそうです。
さて、芸能界の枕営業の話題になると、AV女優志望の女の子にとって気になってくるのが「AV業界での枕営業」があるのかないのか、という問題ではないでしょうか。
実際、こういった話題になると「AV業界なんてセックスをするのが仕事なんだから、枕営業があって当然だろう」などと、訳知り顔で言い出す人間が出てくるものです。
それでは現実的に、AV業界には枕営業は存在しているのでしょうか。
AV業界で枕営業が存在している可能性は限りなく低い!その理由はAV業界独自のルールにアリ
結論から言ってしまえば、AV業界に枕営業が存在している可能性は、限りなく低いのが実際のところです。
その理由は、AV業界では枕営業をおこなう理由となる「メリット」が、ほとんど存在していないため。
またメリットがないどころか、AV業界では枕営業をする、または受けることによるデメリットのほうが大きい、とも言えるのです。
AV業界では枕営業をしても大きな仕事などまず来ない
AV業界に枕営業が存在しない、と言える理由で大きなものは、AV業界には芸能界と違って、業界のすべてに強い影響力を持つような「大物」が存在しない点が挙げられます。
枕営業というものは、誰にでもおこなえばメリットがあるものではありません。
芸能界で言えば、枕営業するメリットがあるのは大きな番組への出演者を決定する力を持った大物プロデューサーや、スタッフ以上に影響力を持った大物出演者、といったところしょうか。
一方のAV業界では、そのような強い力を持った人間は基本的に存在しません。
大手AVメーカーと言っても、テレビ局の規模からすれば、吹けば飛ぶような規模です。
また大物プロデューサー、大物監督と言っても、AV業界すべてに影響するようなレベルの人物はいません。
つまりAV業界で枕営業をしたところで、一部のメーカーからの出演本数がちょっと増える程度のメリットしかないわけですね。
それならば枕営業などせず、地道にAV女優として努力したほうが、よほど出演本数が増やせるわけです。
AV女優に手を出したスタッフや監督は業界から追放されるのがAV業界の基本ルール
AV業界には、芸能界とは異なるルールがあります。
それが「AV女優に手を出した男性関係者は、業界から追放」というルールです。
AV業界では、女の子のことを良い意味で「商品」として扱う考え方が、強く根付いています。
これだけ聞くと「人間を商品扱いするなんて!」と怒られそうな話ですが、これは裸になって頑張ってくれる女の子に対する、一種の尊敬の念からくる考え方なのです。
また「自分たちはAV女優のセックスを撮影して販売しているのであって、自分たちがAV女優とのセックスを楽しむのは筋違い」といった、プロとしてのプライドも影響しているでしょう。
とにかくAV業界では、AV女優に手を出したら、監督、スタッフ、男優、とにかく全員が業界追放処分。
つまりAV女優に枕営業をされて、それに乗ってしまったのがバレたら、仕事自体を失ってしまうわけです。
実際に、AV業界では「女優に手を出して追放された例」が山ほど存在しています。
一時の快楽と引き換えにするには、あまりにもリスクが大きすぎる、と言えます。
AV業界に枕営業はなくても接待に駆り出される可能性はある?
枕営業と並んで話題となっているのが、芸能界における「接待」の問題。
セックスはしないまでも、関係者が集まる飲み会などに女の子を連れていき、場を盛り上げる役目をさせるものですね。
芸能界では「仕事につながる」「顔が広くなる」などの理由で、女の子をこういった場所に連れていくケースが多いようです。
こういった接待役としてなら、AV女優が駆り出されるかもしれない……と思うかもしれませんが、AV業界ではその可能性もまずありません。
なぜならば、AV業界ではAV女優とスタッフが私的な交流を持つことを禁じているためです。
つまりAV業界では、女の子を飲み会に誘う、連れていくといった行動をすれば、もうそれでアウト。
業界追放にはならないかもしれませんが、各方面からの信頼は完全に失ってしまいますので、実質的にクビになるのとほぼ同様でしょう。
とにかく言えるのは、AV業界はとにかく「女の子ファースト」の業界である、ということです。
「AVの撮影では、やりたくないプレイは断ることができる」というのは、広く知られてきていることですが、AV女優は撮影以外でもしっかりと守られているわけですね。
AV業界以外の仕事にチャレンジ!このケースでは枕営業は存在する?
AV女優のお仕事は、現在ではAV業界のみにとどまっているわけではありません。
一般メディアのお仕事、雑誌やラジオ、さらにテレビなどにも出演するAV女優が増えてきています。
この場合、そちらの業界の関係者に枕営業をするのは、アリなのでしょうか?
「AV業界人はAV女優には手を出してはならない」のが業界のルールですので、枕営業をすること自体は問題がない、と言っても構わないでしょう。
しかし枕営業を、先方が受け入れるかどうかは、また別の問題となります。
なぜならば、もし「枕営業を受けた」なんて事実がオープンになったら、受け入れたほうが大問題となってしまうことが明らかであるためです。
とくに現在では、どの企業もコンプライアンスに対して非常に厳しくなっています。
実際に、AV女優が出演する機会の多いテレビバラエティ番組を担当していたあるプロデューサーは、枕営業を警戒してキャスティング関連の仕事を担当するスタッフを全員女性に変えた、なんて話も。
これはけっして、実際にその番組で枕営業騒ぎが起こったため、という理由ではありません。
万が一のことが起こらないように、あらかじめ誰からも疑われないような環境を整えておく、優秀で実力がある人間であれば、その程度の予防策はあらかじめ講じておく、ということですね。
まとめ
AV業界には、はっきり言って枕営業は存在していません。
また飲み会などに無理やり参加させられる、接待させられるようなこともありません。
「もしAV女優になったら、枕営業をさせられるんじゃ……」などと、不安に思っている女の子は、心配する必要はまったくない、と言えるでしょう。
AV業界は人間の欲望を、セックスを撮影して販売する業界ですので、一般的な社会から見るとかなり特殊な業界に見られるのは間違いありません。
むしろそのために、実際にAV業界で働いている人間は非常にコンプライアンスへの意識が高く、トラブルなどを起こさないようにする意識が強いのです。
とは言え、なかには自分の欲望に負けて、AV女優を個人的なデートに誘ったり、飲み会に誘ったりするスタッフがいるかもしれません。
そういった状況になったら、すぐにプロダクションのスタッフに伝えて、対応してもらうようにしましょう。
AV女優に手を出そうとしたことがバレたら、その人はクビになってしまう、それはかわいそう……などと思う必要はありません。
そういう人間は、一度だけでなく何度も同じことを繰り返しますので、放置しておくとほかの女の子へも被害が及ぶ可能性が出てきます。
そういったことにならないように、困った人間は早めに業界から出て行ってもらうのも、大切なことです。
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