現在のAV女優さんにとって、自分の出演しているAVを宣伝したり、出演イベントなどを紹介してファンの方に集まってもらったりするため、SNSは欠かせない存在です。
SNSにはさまざまな種類のものがありますが、宣伝ツールとして優秀なものとしてはX(旧Twitter)が挙げられるでしょう。
誰でも気軽に登録できて、文字だけの投稿(ポスト)や写真を使った投稿、動画を使った投稿など、さまざまな投稿ができる点が、Xの魅力です。
気になる投稿はさらに自分でも拡散できる「リポスト」という機能もあるため、ファンの力を借りて広く知らせたい情報を広められる点も、Xの便利なところですね。
ただしこのXには「シャドウバン」と呼ばれる機能があります。
このシャドウバンは、宣伝ツールとしてのXのメリットをすべて失わせてしまう、非常に厄介な機能です。
とくにAV女優のアカウントは、このシャドウバンの影響を大きく受けてしまいがち。
この記事では、シャドウバンとはいったいどういった機能なのか、そしてその回避方法や解除方法はないのか、といった点について、ご紹介していきます。
AV女優の大敵!Xの「シャドウバン」とはどのような機能?
まずはXの「シャドウバン」とはどのような機能なのか、ご紹介しましょう。
Xで利用規約やコミュニティガイドラインに違反する行為が認められると、そのアカウントは「凍結」されてしまうことがあります。
アカウントが凍結されると、そのアカウントにはログイン自体ができなくなってしまい、当然ポストもできなくなります。
しばらくすると凍結が解除される「一時凍結」という処分もありますが、そうでない「永久凍結」の場合は、もうそのアカウントは使えない、と考えて良いでしょう。
一方「シャドウバン」の場合は、アカウント自体にはログインできますし、普段と同じようにポストヤリポストも可能です。
ただしシャドウバン状態のアカウントのポストやリポスト、そしてアカウント自体がほかのユーザーから見えにくくなってしまう、というデメリットがあります。
しかしアカウントの持ち主には、一見すると普段と同じようにXが使えているため、シャドウバン状態に気付きにくい、というのが最大の弊害、と言えるでしょう。
シャドウバンには、次の4つの種類が存在しています。
サーチサジェッションバン
Xで検索をおこなった際、その検索ワードに該当しても検索結果にアカウントが表示されなくなってしまうシャドウバンです。
ただしシャドウバンされたユーザー本人や、「センシティブな内容を含むツイート」を表示する設定にしているユーザーには、正しい検索結果が表示されます。
リプライデブースティング
誰かのポストに対してリプライ(返信コメント)をしても、リプライが表示されなくなってしまうシャドウバンです。
リプライ欄の最下部に表示される「返信をさらに表示」ボタンを押さないと、シャドウバンされたアカウントによるリプライが表示されないため、ほかの人からは見えにくくなってしまいます。
サーチバン
ポストが表示されなくなってしまうシャドウバンです。
「サーチサジェッションバン」との違いとして「センシティブな内容を含むツイート」を表示する設定にしていても、ポストが表示されない点があります。
ゴーストバン
誰かのポストへのリプライ自体が、完全に表示されなくなってしまうシャドウバンです。
「リプライデブースティング」の強化バージョン、と言えるでしょう。
AV女優がXでシャドウバンされてしまう原因とは?
Xでアカウントがシャドウバンされてしまう原因には、複数の理由が考えられます。
そのなかでも、AV女優さんが直接関係しそうなシャドウバンの原因をご紹介しましょう。
過激な内容の投稿
Xでは、アダルトコンテンツに関する投稿には、かつてははっきりとした規定はありませんでした。
しかし2024年6月に、アダルトコンテンツに関する投稿は基本的にはOK、とのポリシーが発表されています。
とは言え「すべてOK」ではなく、成人向けという適切なラベル付けや、そのラベルが目立つように設定されているなど、ルールは決められているのが現状です。
そのためAV女優さんがXを利用するときに、過激な画像をそのまま大多数の人間の目に触れるような形で投稿してしまうと、規定にひっかかってシャドウバンされてしまう可能性があります。
はっきりと「ここまでは良い」「これはダメ」と明示されているのではないので、判断には悩むところなのが難しい、と言えるでしょう。
短時間での大量のフォロー・フォロー解除や大量のポスト・リポストをする
AV女優さんの場合、あまりファンの方のアカウントをフォローするようなことはないかもしれませんが、短時間で大量のアカウントをフォロー、またはフォロー解除すると、シャドウバンにつながると言われています。
大量にフォローやフォロー解除をするアカウントは、スパムポストやスパムDMを無差別に送る迷惑アカウントと誤解されてしまうためです。
また一度に大量のポストやリポストをすると、これも運営から迷惑アカウントと誤解されてしまう可能性があります。
たくさん宣伝したくて、何度も同じ内容のポストやリポストを繰り返す、なんて行動は避けるようにしましょう。
作成されて間もないアカウントはシャドウバンされやすい
デビューしてXアカウントを作成した新人AV女優さんは、作成されて間もないアカウントはシャドウバンされやすいことを知っておきましょう。
作成されて間もないアカウントは、運営からの信頼性が低いため、ちょっとしたことで迷惑アカウントと判断されてしまうためです。
そのため「デビューしたから、たくさんポストするぞ!」なんて張り切って、短時間に大量ポストしたりすると、あっという間にシャドウバンされてしまうかもしれません。
シャドウバンを回避する・解除する方法とは?
AV女優さんがXアカウントのシャドウバンを回避するのは、はっきりと「こうすれば良い」という方法があるわけではありません。
活動内容がどうしてもセクシー系のため、センシティブなアカウントとして判断されてしまう可能性はゼロにはできないのです。
できることとしたら、過激な画像などはしっかり「センシティブ設定」にして、見たくない人の目に触れないようにすることや、短時間で大量のポスト・リポストを避けるなど、できるだけ目立たないようなXの利用の仕方をするくらいでしょう。
しかしどれだけ気を付けていても、Xアカウントがシャドウバンされてしまうかもしれません。
シャドウバンの解除方法としては、過激な画像や文章があるポスト・リポストを削除する、またはXのアカウントに触れず、3日ほど放置する、といった方法があります。
しかしこれらを試してもシャドウバンが解除されない場合は、Xのヘルプセンターにシャドウバンの解除申請をしてみるしかありません。
ただし、解除申請をすればどのアカウントもシャドウバンを解除してもらえるわけではなく、解除される場合もあれば解除されない場合もあり、しかもその理由ははっきりとは教えてもらえないのがネックです。
もし解除申請をおこなってもシャドウバンが解除されないのであれば、もうそのアカウントは諦め、新しくXアカウントを作成するしかないでしょう。
まとめ
Xはうまく使えば、AV女優さんにとって非常に便利な宣伝ツールとなります。
しかしけっしてアダルトコンテンツを全面的にOKしているわけではないため、AV女優さんのXアカウントはちょっとしたことでシャドウバンされてしまう可能性は避けられません。
もしシャドウバンされてしまっても新しいアカウントを作成することはできますが、それまでのアカウントをフォローしてくれていたフォロワーをすべて引き継ぐのは難しく、また最初からアカウントを成長させていかなければならないでしょう。
それはあまりにももったいないですし、自分自身のAV女優としての活動の思い出を失ってしまうことにもなります。
そういったことにならないように、Xの規約をちゃんと読んで内容を理解し、規約に違反しないようなアカウントの運営を心掛けたいですね。
コメント