AV女優として活動するなら「適正AV」に出演しなければ危険!違法アダルト動画撮影者に大きな被害を受ける場合も

AV女優として活動するなら「適正AV」に出演しなければ危険!違法アダルト動画撮影者に大きな被害を受ける場合も

2023年9月19日、神奈川県警によって「AV出演被害防止・救済法」、通称「AV新法」違反での逮捕者が出ました。

「AV新法違反」と聞くと、AV業界のことをよく知らない人からすると「どこかのAVメーカーが悪いことをした」と考えてしまいがちですが、今回逮捕されたのはAVメーカーなどではなく、個人でアダルト動画を撮影・販売していた男性です。

つまり撮影者も、撮影された女の子の側も、適正AV業界とは関係のない、個人の立場としてアダルト動画を撮影していたわけですね。

それではなぜ、今回どういった点が「AV新法違反」となって逮捕されたのか、そしてAV女優として活動しているわけではない女の子がアダルト動画を撮影するとどういった危険性があるのか、ご紹介していきます。

アダルト動画制作者が「AV新法違反」で逮捕された具体的な理由とは?

神奈川県警による「AV新法違反」で逮捕されたアダルト動画制作者が、どういった点でAV新法違反と判断されたのか、撮影された女の子たちには具体的にどのような被害があったのか、ご紹介します。

AV女優として適正AV業界で活動するのに対し、あまりにも女の子たちの被害が大きなことが理解できるでしょう。

AV新法違反で逮捕された男性はどのような人間だったのか?

今回「AV新法違反」で神奈川県警に逮捕された男性は、本来の仕事のほかに副業として「同人AVファンサイト」、自分で撮影したアダルト動画を自分のサイトで販売する、といった仕事もしていました。

X(旧Twitter)では、自分の同人AVサイト用アダルト動画を撮影するための「裏アカ」を運営しており、そのフォロワーは10万人近く。

同人AVサイトの売り上げは月に100万円を超えていたと見られる、かなり有名な存在だったと言います。

また筋トレで身体をかなり鍛えており、ムキムキの肉体美を誇っていて、そのため筋肉フェチの女の子などからの人気が高く、モテモテだったとのこと。

そういった点から、自分でアダルト動画を撮影し、お金儲けをする行動がエスカレートしていってしまったようです。

AV新法違反で逮捕された具体的な理由とは?

今回の「AV新法違反」の具体的な内容としては、アダルト動画に女の子を出演させる際に「じゅうぶんな説明をしていなかった」「契約書を交わしていなかった」の2点が挙げられます。
これはどちらも適正AV業界では、AV新法施行前からおこなわれていたことであり、そういった意味ではもう「話にならない」と言えるでしょう。

適正AV業界では、出演するAV女優には撮影内容についてこと細かく説明し、事前説明がないプレイはおこなわないルールになっています。

また契約書は出演AV、1作品ごとに交わされ、万が一なにかトラブルが起こったときに対応できるようになっています。

今回のアダルト動画撮影者は、そういった適正AV的なルールを完全に無視してアダルト動画を撮影していたわけで、そのほかの部分でもまったく信頼できないような存在だったと言えるでしょう。

AV新法違反以外の部分での女の子への被害のほうが大きい可能性も

直接の逮捕理由となったのは、事前説明不足と契約書を交わさないことによるAV新法違反でしたが、実際にはこのアダルト動画撮影者の問題行動は、これ以外にも多かったようです。

たとえば自分が撮影するアダルト動画に出演する女の子には「動画には顔と性器にモザイクをかける」と約束をしていました。

しかし実際には、AVファンサイトの高額プランを契約した人には「顔のモザイクを外した状態」での動画を公開していたのです。

これに気付いた女の子が抗議して、動画の削除を求めても適当な言い訳で拒否していたそうで、それを警察に相談したのが今回の逮捕のきっかけとなっています。

「顔が出ない」と安心して出演した女の子にとって、自分の顔出し状態でのアダルト動画が世の中に出てしまったのは、大きな精神的ダメージとなるのは疑いようがありません。

「安心させておいて裏切る」、もっとも卑劣な行動で女の子を傷付けたわけで、AV新法違反の部分よりもこちらのほうがよほど大きな問題だと言えるでしょう。

AVプロダクションに所属せずにアダルト動画に出演するのは危険性が高すぎる

一番問題があるのはアダルト動画撮影者の側であるのは間違いありません。

しかし、そのアダルト動画に出演してしまった女の子も、若干ガードが甘すぎたのではないか、と考えてもしまいます。

アダルト動画に出演していたのは、通称「裏アカ女子」と呼ばれる女の子で、AVプロダクションに所属していた女の子ではありません。

それではなぜ、彼女たちはアダルト動画へ出演してしまったのでしょうか。

「裏アカ女子」は承認欲求が大きい

「裏アカ女子」と言っても、さまざまな女の子がいます。

仕事の愚痴を知り合いにバレないように裏アカを運営していたり、人には言えない趣味について語るために裏アカを作っていたり、といった場合が多いですね。

それらと同じくらい、アダルトな内容を発信して世間から注目を浴びたい、承認欲求を満たしたい、と考えている裏アカ女子も多いのです。

そういった女の子たちにとって、顔も名前もわからない状態でアダルト動画に出演するのは、自分の承認欲求を安全性を保ったまま満たせる、有効手段と思えたのでしょう。

自分ひとりで活動するほうが得な気がする場合

個人のアダルト動画に出演する女の子は、AVプロダクションに所属してAV出演するよりも、個人で出演したほうが全額自分に入るので得だ、と考えている女の子もいます。

しかし現実には、個人の撮影者が支払ってくれる出演料よりも、プロダクションに在籍しているAV女優の出演料のほうが高額な場合がほとんどです。

なによりの、今回のようなトラブルを回避してくれる点、なにかあったらしっかり支えてくれる点が、プロダクションの存在のありがたい部分と言えるでしょう。

アダルト動画撮影者以外にもうかつに動画撮影を許してはいけない

もっとも注意するべき部分として、うかつに自分の性的な動画の撮影を許してはいけない、という点があります。

今回のアダルト動画撮影者のように、自分の同人AVファンサイトでの販売を目的として、アダルト動画を撮影する男性ばかりではありません。

パートナーやセックスフレンド、さらには一夜限りの女の子とのセックスでも撮影したがる、そんな「ハメ撮り好き」な男性も、実際に存在しています。

しかしどんなに親しい間柄だとは言っても、うかつに撮影を許すと大きなトラブルとなるかもしれません。

パートナーと別れてしまったあとに、その動画をネットなどに流される「リベンジポルノ」の被害に遭う可能性もあります。

リベンジポルノでないとしても、いつどこで自分のアダルト動画や画像が世の中に流れかねない、との心配を抱えて生きていくことになります。

そういった危険性を、AV女優として活動するつもりの女の子も、そうではない女の子も頭に入れておかなければなりませんね。

まとめ

もしアダルト動画に出演するのであれば、適正AV業界のプロダクションに在籍し適正AVを制作しているメーカーで出演するのが一番です。

トラブルが起こるのも避けられますし、やっぱり出演を辞めたくなったら世の中に作品が出る前に発売中止することも可能です。

少なくとも「バレないから」なんて理由で、個人のアダルト動画撮影者の作品に出演するなんて、もっとも危険な行為だと言えるでしょう。

約束が守られるとは限りませんし、思わぬどころで顔どころか性器まで無修正の素材が世の中に出るようなことがあったら、とんでもないことになってしまいます。

AV新法が成立して以来、AV新法違反を犯した適正AVメーカーやプロダクションは存在していません。

もしアダルト動画に出演してお金を稼ぎたい、承認欲求を満たしたいと考えているのであれば、得体のしれない個人の撮影者よりも、ちゃんと制度の整った適正AV業界で出演することを考えたほうが、将来的にもよほど未来が開ける、と言えるでしょう。

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