AVの撮影では「アドリブプレイ」はNG?AV女優はトラブルを避けるためにも撮影内容はしっかり把握しておこう!
AVで撮影されるのは、男性と女性、または同性同士でおこなわれる「セックス」です。
セックスは気持ち良さや充実感にあふれるものであり、している最中は思わず夢中になってしまいがち。
それだけに、AVで撮影されるセックスも、AV女優とAV男優の気持ちの盛り上がりに合わせたプレイが撮影されている……と考えている人は多いでしょう。
しかし残念ながら、現在のAV業界において「AV女優とAV男優が本気でおこなうガチンコセックス」は、ほぼ撮影不可能な状況となっています。
それどころか、あらかじめ決められているプレイ以外のプレイをする、つまりアドリブでプレイをおこなってしまうと、NGとされてしまうのです。
なぜ現在のAV業界で、プレイのアドリブがNGとされているのか、そしてAV女優が撮影に臨むにあたって意識しておくべきポイントについて、ご紹介します。
AV業界で「アドリブプレイNG」となったのはAV新法の影響!撮影内容はあらかじめ出演者に伝えたもの以外は不可能!
そもそも以前は、AVの撮影ではアドリブもバンバンおこなわれていました。
と言うか、セックスシーンの内容がそこまでガチガチに台本で決められている、なんて現場は少なかったのです。
もちろん撮影するAVのジャンルに合わせて「○○プレイは必須」などの縛りはありましたが、それ以外の部分はおおまかにしか決められておらず、撮影時には「流れでフィニッシュまで」なんて台本すらありました。
撮影中にAV監督や、AV女優やAV男優の思いつきで新しいプレイが取り入れられる場合があるなど、その自由度は非常に高かった、と言えますね。
ある意味「適当」ですが、それだけ「全員でアイデアを出し合って作品を作り上げる」という雰囲気があったのです。
AVの撮影でアドリブがNGになったのは「AV新法」の影響が大きい
AV撮影でアドリブプレイがNGになったのは、はっきり言って「AV新法」が作られたためです。
「AV新法」では、AVの撮影時に撮影内容について、すべてを出演者に説明する義務が発生するようになりました。
逆に言えば、事前に打ち合わせや台本などで出演者に説明していないプレイについては、撮影できなくなってしまったわけですね。
AVメーカーはトラブルを避けるためにアドリブプレイはNGにしている
AVメーカーがアドリブプレイをNGにしているのは、後日出演者からその事実を指摘され、発売中止などのトラブルが起こるのを避けるためです。
もちろんAV女優やAV男優、とくにAV業界で長く働いている人たちなら、たとえ説明にないプレイがあったとしても、その事実をAVメーカーに指摘するようなケースは少ないでしょう。
ただしAVメーカーとしては、トラブルが起こる可能性はわずかでもあるなら、その可能性をなくさなければならないわけです。
けっしてAVメーカーがAV女優やAV男優などの出演者を信用していないわけではなく、会社として業務をおこなううえでは仕方がない部分だ、と言えるわけですね。
AVのセックス中に盛り上がってアドリブしたくなっても我慢!
AV撮影では、あくまでも「アドリブが禁止」なのであって、プレイの流れが事細かに決められているわけではないケースもあります(逆にプレイのすべての流れが、きっちり決められているケースもあります)。
決められていないケースでは、AV女優と男優は比較的自由な流れでセックスができるのですが、ある現場でAV女優とAV男優がキスをしたら、監督が「あっ!」と声を上げてストップがかかりました。
なんと台本に「キス」の文字を書き忘れてしまい、キスをしてしまうと「事前に説明していないプレイをさせた」ことになってしまう、というわけですね。
おかげでその現場では、ずっと「キスなし」で撮影が続けられたそうですが、キスがないセックスはどうにも味気なく、出演したAV女優は何度もキスしそうになるのを我慢した、と言います。
完成したAVを見ると、やっぱりどうにも不自然な感じがしてしまった、とのことですので、この「アドリブプレイ禁止」は場合によっては大きな悪影響がある、と言えそうですね。
AV女優が撮影に臨むにあたって意識しておくべきポイントとは?
AVの撮影でアドリブプレイが出てしまうと、撮影をいったんストップしなければなりません。
そのため現在では、極力アドリブプレイが出てしまわないように、スタッフ側も出演者側もしっかり意識することが大切、と言えるでしょう。
そこでAV撮影に臨むにあたって、AV女優が意識しておくべきポイントをご紹介します。
プレイ内容を打ち合わせや台本で確認しておく
AV撮影に入る前には、監督との打ち合わせや台本が届いての内容確認がされています。
その際にしっかりとプレイの内容を確認し、撮影中はどんなプレイをしてもOKなのか、どんなプレイはNGなのか、をしっかり確認しておきましょう。
その際に「このプレイはしたくない」というものがあればそれを伝えるのも大切ですし、逆に「こういうプレイがあったら面白そう」というアイデアが出たら、それを伝えるのも良いですね。
やれるプレイ、やれないプレイをはっきりと意識しておけば、実際の撮影もスムーズに進むでしょう。
AVの撮影中は監督の指示をよく聞いてしっかり従う
アドリブプレイが難しくなった現在のAV撮影では、スムーズに撮影を進めるため、カメラをこまめにストップして次におこなうプレイを監督が説明する、という撮影方法が取られることも増えました。
この場合、監督の指示をしっかり聞いてそれに従って動けば、NGになってしまう可能性も低くなり、撮影の仕方としては非常に効率的、と言えるでしょう。
ただし難点として、撮影が頻繁にストップされてしまうため、セックス中の「気持ちの盛り上がり」的な部分もそのたびに中断されてしまい、なかなかエッチな気分になれない、なんて欠点もあります。
撮影が中断しても、それを感じさせずに気持ちを盛り上げていく集中力と、セックスの流れを見ているファンに不自然だと感じさせないような演技力が重要になってくる、と言えますね。
プレイ以外の部分は比較的に自由にアドリブも可能
AVの撮影でアドリブが禁止されているのは、あくまでも「台本に記載されていない、説明がされていないプレイをしてはいけない」ためです。
そのためセックスとは関係ない、ドラマ部分などのアドリブは比較的自由となっています。
すべての内容をガチガチに固められてしまうと、どうしても自由度が少なくなって、撮影が「つまらない」と感じてしまうかもしれません。
そういった部分のフラストレーションは、アドリブを入れても良い撮影の部分で解消するのもアリですよ。
アドリブ禁止はAV女優よりAV男優のほうが大変な部分もある
AV撮影でのアドリブ禁止は、AV女優よりもAV男優のほうが大変な部分もあります。
基本的にAVでは、AV男優がAV女優を責める展開が多いため、プレイの主導権をAV男優が握ることが多いためです。
そのためAV男優が「こんな責め方をしてみたい」「この小道具を使ってみたい」など、さまざまなアイデアが思いついても、それは「台本に書いていないからNG」になってしまいます。
またフィニッシュが「顔射」とされているのに、我慢できずにお腹に出してしまう、なんてのもNG。
さらにプロダクションによっては、AV女優の服を脱がせる順番なんかも決められている場合まであります。
そういった意味で、AV女優に比べるとどうしてもAV男優のほうが、アドリブプレイには気を使って撮影しているわけですね。
まとめ
AVの撮影では、アドリブプレイがNGとなっています。
つまりあらかじめ打ち合わせで説明されたり、台本に記載されたりしているプレイしか撮影ではできないわけですね。
これは非常にAV撮影の自由度が阻害されてしまう状態であり、AV女優によっては「撮影がやりにくい」「撮影が楽しくない」と感じてしまう場合もあるでしょう。
ただし撮影によっては、早めにAVの撮影内容について監督やスタッフと打ち合わせをする機会が増える、というメリットもあります。
こういった打ち合わせで、思いついたアイデアなどがあったらどんどんアピールしてみるのも、AVメーカーに対してのやる気をアピールできる機会だけでなく、自分自身がAV女優として成長するきっかけにもなるでしょう。
「不自由だ」と嘆くのではなく、自分でやれることを考えてやってみる、そういった自主性も、人気AV女優となるためには非常に大切ですよ!
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