AV女優として活動することを決め、実際に撮影が決まった女の子にとっても、本当に撮影現場に行くのは不安なもの。
まして、これからAV女優になるためにプロダクションに応募しよう、と考えている女の子にとっては、撮影現場について考えるのはさらに不安なものでしょう。
なにしろ、AVの撮影現場に行くなんて、AV女優としてデビューする前には体験したくてもできないもの。
初めての経験に対して、不安を感じるのは当然、と言えます。
なかには「うまくできなくて怒られるんじゃないか」「監督さんやスタッフさんが怖い人ばかりだったらどうしよう」など、不安すぎて「やっぱり辞めます」と現場にすら行けない女の子までいるくらいです。
しかし、実際にはAVの撮影現場は、そんなに怖がるような場所ではありません。
実際のAV撮影現場がどのような雰囲気なのか、そして過去と現在ではどのような違いがあるのか、をご紹介しますので、参考にしてください。
現在のAV撮影の現場は「とにかく迅速に」が基本!理不尽に怒られるようなことなどはないので安心
まず、基本として現在のAVの撮影現場は、とにかく全員が急いでお仕事をしています。
ほとんどの撮影が、1日で本編からジャケット写真の撮影までこなさなければならないスケジュールとなっているため、とにかく忙しいわけですね。
とは言っても、もちろんAVを作品として仕上げるために、丁寧な仕事も忘れないプロの集団です。
AV女優さんにはムリをさせないように、食事や休憩の時間も取られていますし、困ったことがあったら撮影をストップして相談にも乗ってくれます。
そのため「ミスしちゃいけない」「早く撮影を終わらせなければいけない」なんて、AV女優さんが考える必要はありません。
とにかく、自分に与えられた役割をしっかりとこなして、監督さんやスタッフさんが納得し、見たファンの方が満足してくれるような映像を撮影することを第一に考えるようにしましょう。
そのうえで、NGを出したり、うまくプレイができなかったりしても、それで怒られるような理不尽なことは起こりませんので、安心しましょう。
とは言っても、スムーズに撮影を進められるように、AV女優さんの側もしっかり押さえておくべき点は押さえておかなければなりません。
撮影現場に遅刻をしない、やる気がないような態度を出さないのは当然ですが、ほかに大切な点としては「台本をしっかり読んで、プレイ内容を把握しておく」という点もあります。
とくに現在の撮影現場では、AV新法によって「撮影の台本を事前に女優に渡す」という仕組みが完成しています。
そして撮影も、台本通りの流れにそって進んでいくものですので、AV女優さんが台本をちゃんと確認していないと、撮影の流れが途中で中断され、スムーズに進まなくなってしまうわけですね。
そういった状態にならないように、事前に台本を確認しておくのが大切になります。
しかし「書いてあるセリフを一言一句、間違えずに覚える」なんてことまでは求められません。
あくまでも流れと、ざっくりとセリフを覚えておくくらいでも大丈夫ですので、チェックは忘れないようにしっかりとしてから撮影に臨みましょう。
過去のAV撮影現場は現在とはだいぶ雰囲気が違ったって本当?けっこう「ユルい」雰囲気の現場も多かった
現在のAV撮影の現場は、とにかく事前に決められた内容をできるだけスムーズに、そしてエッチな映像になるように撮影することをメインに考えられています。
そのため、撮影が「流れ作業っぽくなった」と言う監督さんやスタッフさん、そしてAV女優さんも少なくありません。
それは、現在のAV撮影の良い部分でもありますが、流れ作業的な部分を寂しく感じる人たちもいるようですね。
一方で、過去のAV撮影の現場は、けっこうおおらか、というか「ユルい」感じもありました。
AV女優さんが撮影内容を知らされず、当日にA4用紙1枚程度の流れが書かれた台本を渡されて、ようやく「どんな内容のAVを撮影するのか」を知る、なんてことも、珍しくはなかったんです。
しかし、それが問題だとされていたかと言えば、そうではありません。
スタッフさんもAV女優さんも、そういう現場があり得る、ということは把握していて、当日に「やってほしい」と言われたことをやる、という感じで撮影していたのです。
また、あらかじめ台本が決まっていたとしても、現場でその内容が変わったり、プレイの内容が増えたり減ったりすることも、珍しいことではありませんでした。
「こっちのプレイのほうがエロそうだから」という理由で変わることもありましたし、出演しているAV女優さんやAV男優さんのほうから「こういうプレイが得意なので」と申し出て内容が変わる、ということもあったんです。
雑と言えば雑な感じもしますが、そうやって「現場で話し合って内容を決めていく」AVも珍しくなかったわけですね。
そのため、あらかじめ台本があっても、ドラマ的な部分の内容しか書いておらず、セックスシーンになったら「あとは流れで」なんて書いてあることもよくあったんです。
現在の撮影現場からすれば、信じられないですよね。
また、現在は撮影の1ヶ月前にAV女優さんとAVメーカーの間で契約を交わしていますが、過去にはそういった決まりもなく、撮影当日でも出演者本人がOKならば出演ができました。
これは、AV新法で決まったルールであり、契約してから1か月間、AV女優さんが「本当に出演してもかまわないのか」を考える期間として設定されています。
そこだけ見ると「過去の撮影では、AV女優さんの権利が守られていなかった」と考えてしまうかもしれません。
しかし、過去は撮影当日に出演者が体調不良などになって出演できなくなった場合に、代わりのAV女優さんやAV男優さんにお願いできた、というメリットがありました。
現在では、1ヶ月前に契約していない出演者を出演させることはできなくなったため、なにかの事情で出演者が出演できなくなった場合、撮影自体をバラシ(中止)にしなければならないデメリットが生まれてしまっています。
こういった面では、現在の撮影のほうが良くなった部分ばかりではない、とも言えますね。
「もの作り」としての楽しさは「過去のほうがあった」と言う関係者も……
過去の撮影現場の雰囲気を初めて知った女の子にとっては、「過去のAV撮影の現場って、なんだか適当だったんだな」と感じてしまったかもしれません。
ただし、撮影現場にいる全員が協力してアイデアを出し合い、より良い作品を作り上げようとしていた、という部分で「過去のほうが、もの作りをしている気がして楽しかった」という関係者も少なくありません。
とは言え、適当な部分もあったため、トラブルが起こることもあったのが、過去の現場です。
実際に、AV女優さんのなかには撮影内容を知らずに現場に行って「やりたくないプレイをやらされた」なんて被害に遭った女の子もいます。
そういった被害に遭う女の子が圧倒的に少なくなった、という意味では、現在の撮影現場のほうが良くなった、とも言えますね。
まとめ
現在と過去のAV撮影現場の雰囲気の違いを比較しながら、撮影現場がAV女優さんにとって怖い場所ではないことをご紹介しました。
撮影現場では、理不尽に怒られるようなことはありませんし、怖い監督さんやスタッフさんがたくさんいる、なんてこともありません。
とくに現在は、スタッフさんのなかにも女性が増えてきましたし、全体的にAV女優さんも安心して撮影に挑める雰囲気ができあがっている、と言えるでしょう。
しかも、あらかじめ作品内容やプレイ内容も知らされており、台本もしっかりしたものが事前にAV女優さんに渡されるようになっています。
たしかに少々不便になった点もありますが、AV女優さんが不安なく撮影できるようになったという意味では、現在の撮影現場のほうが良くなった、と言えるでしょう。
とは言え、まだ撮影に不慣れなうちは、不安な部分があっても不思議ではありません。
もし撮影現場に行く前に不安点や疑問点があったら、すぐにプロダクションのスタッフに確認するようにしてくださいね!
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