AV女優なら知っておきたい!コンドームの豆知識
AVの撮影では、ほぼ必須でありながらあまり目立たない存在として「コンドーム」が挙げられます。
どうにもこの世の中には「生セックスのほうがエロい」と考える男性のほうが多いらしく、大切なものなのに「邪魔者」扱いされることもある、コンドームはそんなかわいそうな存在でもありますね。
またAV女優ではなくAV男優が利用するアイテムでもありますので、AV女優にとってはあまり親しみの湧かない存在、とも言えるでしょう。
しかしこのコンドーム、AVの撮影にとっては非常に大切なアイテムですので、AV女優も基本的な知識は身につけておいたほうが良いものです。
そこで今回は、AV女優だったらぜひ知っておきたい、コンドームの豆知識についてご紹介します。
AVの撮影では「AV男優はコンドーム着用」が基本!その理由をご紹介
まずAVの撮影では、基本的にAV男優はコンドームを着用してセックスをおこないます。
そう聞くと「でもAVには中出し作品があるし、中出しじゃなくても顔射とか胸射とか、コンドームを着用していたらやりにくいプレイもたくさんあるけれど……」と、疑問に思うかもしれません。
そういった疑問が思い浮かぶのは当然ですが、そのあたりはAV男優の持つ技術でカバーしている点が多いことを知っておくと良いでしょう。
その前に、まずはAV撮影ではコンドーム着用が基本なのか、その理由をご紹介していきます。
避妊のため
当然ですが、コンドームを着用せずにセックスをすれば、AV女優が妊娠してしまう危険性が生じます。
中出しはしないのが前提だとしても、うっかり腟内で射精してしまうケースがゼロとは言えませんし、カウパー腺液(通称:ガマン汁)のなかにも精子が入り込む場合があるため、中出ししなくても妊娠する可能性があるのは、常識と言えるでしょう。
こういった「万が一の妊娠」を避けるためには、結局AV男優が確実にコンドームを着用しておくのが一番の対策法、と言えるわけですね。
性病予防のため
AV業界では、性病に関して徹底的、と言って良いほどしっかり対策しています。
AV女優・AV男優ともに1か月に1度は性病検査を受け、その「陰性証明書」がなければ撮影に参加できないほどです。
しかし性病検査から性病検査の間、その間にプライベートでセックスをしたときに性病に感染することがない、とは言い切れない部分はあるでしょう。
そういった場合でも、しっかりと撮影時にコンドームを着用しておけば、性病に感染する、逆に性病を感染させる、そのどちらも防げます。
コンドームが果たす役割としては避妊がメインと考えられていますが、コンドームは性病予防に関しても、非常に高い効果を持っているアイテムです。
とくにAV業界は、ひとりが性病に感染してしまうと撮影を通してさまざまなAV女優・AV男優が性病に感染してしまいかねない、と言えるほど狭い世界でもあります。
そのような事態を防ぐためにも、AVの撮影では基本的にコンドームが着用されているわけですね。
中出しAVの撮影でもコンドームを着用している?
「さすがに中出しAVでは、コンドームを着用していないだろう」と考えるかもしれませんが、中出しAVの撮影でも、コンドームを着用しているケースは多くあります。
とくに「疑似中出し」と呼ばれるAVでは、スタッフが作った疑似精液を腟内に注入して中出ししているように見せる手法を使っていますので、AV男優がコンドームを着用していてもまったく問題はないわけですね。
また日本のAVでは性器には100%モザイクがかかりますので、中出しAVでコンドームを着用していたとしても、視聴するユーザーにバレる心配もありません。
もちろん「本物の映像にこだわりがある」などの理由で、コンドームを利用せずに本当の生中出しをおこなっているAVメーカーも存在しますが。
また顔射や胸射の場合は、AV男優は「挿入していた性器を抜いて射精するまでの数秒間、カメラに映らないタイミングでコンドームを外す」ことで対応しています。
着用しているコンドームを、まるで最初から着用していなかったかのように音もなくスピーディーに外すAV男優のテクニック、これを目にすると思わず感動すらしてしまいますよ。
コンドームにはさまざまな素材があることを知っておこう
一口に「コンドーム」と言っても、その素材はさまざまなものがあります。
コンドームは素材によって、男性側の着け心地も違いますし、女性側が受ける感触も変わるものです。
もし「この素材の感触がベスト」などがありましたら、覚えておけばAV撮影でストレスを感じるケースも減るでしょう。
それではコンドームの素材、主要な3種類をご紹介します。
ラテックス
ラテックスは、現在世の中に出回っているコンドームの主流と言える素材です。
天然ゴムを原料としていて、弾力とやわらかさが強いのが特徴となっています。
弾力があってやわらかいので、さまざまなサイズの男性器に対応できるのも、コンドームの素材としてラテックスが広く使われている理由ですね。
ただし天然ゴムが原料のため、どうしてもゴム臭くなってしまうのが欠点。
フェラの際など、ゴム臭さが苦手だとツラいものがあるでしょう。
また人によっては「ラテックスアレルギー」を持っている場合があり、当然そういった人が使えばアレルギー反応を起こしてしまいます。
ポリウレタン
ポリウレタンは「合成ゴム」のことで、ラテックスと比べると薄くしやすい特徴があります。
そのため男性にとってコンドームを装着していることを感じにくい、激薄コンドームはこのポリウレタン製である場合が多いです。
女性からしてもあまり違和感がありませんので、自然な感じでセックスしたいAV女優にはおすすめですね。
ただしラテックスと比べると少し素材として固めで柔軟性に欠ける部分があるため、乱暴に扱うと破れてしまう可能性があります。
また激薄コンドームはどうしても価格的に高価になってしまうため、コンドームをたくさん使用するAVの撮影ではあまり使われないタイプですね。
イソプレンラバー
イソプレンラバーは、ラテックスやポリウレタンと比べるとまだあまりコンドームとして利用されている例は少ない素材です。
ただし実際に使用したことのある男性からの評価は高めとなっています。
その理由は、ラテックスやポリウレタンと比べてイソプレンラバーが「もっとも人間の皮膚に近い」と呼ばれるやわらかさを持っているため。
そのためコンドームを着用している感じが少なくなり、男性にとっても女性にとっても自然な感覚でセックスが楽しめます。
種類が少ないため、あまりAVの撮影現場では見る機会は少ないかもしれませんね。
AV女優が撮影現場にコンドームやローションを持ち込むのもアリ!
必要があるならば、AV女優が撮影現場にコンドームやローションを持ち込んで使用してもらうのもアリです。
たとえば「ラテックスアレルギー」がある場合は、ポリウレタン製のコンドームを持ち込んでおいたほうが安心でしょう。
もちろんあらかじめメーカー側に伝えておけば用意してくれるでしょうが、万が一の場合にそなえて自分で持ち込んでおくほうがリラックスして撮影に臨めます。
また「この素材だと挿入時に痛い」などの理由がある場合も、ほかの素材のコンドームを持ち込んだり、ローションを使って滑りを良くしたりなど、AV女優本人で対応できる部分は対応できるようにしておくと良いでしょう。
自分で心配事をなくしておくことで、撮影にストレスなく挑めるためです。
ただし黒などの濃い色をしたコンドームは、モザイクをかけても「コンドームを着用している」ことがわかりやすくなってしまうため、撮影現場からNGが出ることも考えられます。
また男優さんのサイズに合わないコンドームだと、使うとセックス中に外れてしまったり男優さんが痛い思いをしたり、といったトラブルが発生しかねません。
あくまでも「おまもり」的な感覚で、撮影現場に持ち込むつもりが良さそうですね。
まとめ
コンドームは「AV男優だけのもの」ではなく、安全安心なAV撮影をおこなうために「AVの現場に参加する人全員のもの」と考えておくべきでしょう。
とくにアレルギーがあったり、性交痛があったりする場合は、自分の身体を守るためにもコンドームに気を使うのは大切なことです。
もちろん基本的にはメーカーのほうにそういった情報を伝えておくべきですが、ミスがないとも限りませんので、自分でもできることはしておくと良いでしょう!
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