AV女優なら知っておきたい!AV業界における「メーカー」と「レーベル」の違いとは?
AV業界には、さまざまな「メーカー」もしくは「レーベル」と呼ばれる「くくり」が存在しています。
有名どころをご紹介すると「エスワン」「ソフト・オン・デマンド」「プレステージ」などがありますね。
これらの名前はAV女優としてお仕事を始めるのであれば、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
しかし実際問題として、この「メーカー」と「レーベル」にはどのような違いがあるのか、はっきりと理解している女の子はAV女優のなかでもあまり多くはありません。
AV業界で働くのであれば、この「メーカー」と「レーベル」の違いを理解しておくと、自分のお仕事の仕方について役に立つケースも多くなるでしょう。
そこで今回は、AV業界における「メーカー」と「レーベル」の違いについて、ご紹介していきます。
「AVメーカーのなかにさまざまなレーベルがある」が基本的な考え方
まず結論から簡単にご説明すると、大きな枠として「AVメーカー」が存在しており、そのなかに細かく「レーベル」が分かれている、と考えると良いでしょう。
ただしこれは大規模なAVメーカーの話であって、小規模なAVメーカーでは「メーカー=レーベル」的な扱いともなっています。
なかなか言葉だけではイメージしにくい部分はあるでしょうから、具体的に説明していきましょう。
「メーカー」とは大きく「制作会社」のことと考えると良い
AV業界における「メーカー」とは、大きく「AV制作会社」のこと、と考えると理解しやすいでしょう。
たとえば出版業界で言えば「講○社」「小○館」といった、大きな会社としてのくくりのことですね。
AV業界で知られているところだと「SODクリエイト」「プレステージ」といったメーカーがあります。
ただしわかりにくいのは、AV業界ではこの「メーカー=制作会社」の図式が成り立たない会社もある、という点。
たとえば「エスワン」「MUTEKI」などはAV業界のなかでも有名なメーカーですが、ポジションとしてはそれぞれ「株式会社WILL」のなかの制作部署、つまり一般的な会社で言えば「営業部」「人事部」の立ち位置となっています。
このように、AV業界では「メーカー」と呼ばれていても、ひとつの制作会社のことだったり、会社内の一部署だったり、とその位置は異なっているのが、わかりにくい点と言えるでしょう。
「メーカー」は「ブランド」と考えるとわかりやすい
AVファンのなかには、AV女優のファンや特定ジャンルのファンもいれば「メーカーのファン」である、という人もいます。
それぞれのAVメーカーは、そのメーカーに所属する制作スタッフや、AV販売戦略によって作品の特色が変わってくるもの。
そのため「SODクリエイトの作品が好き!」「プレステージが最高!」といった「AVメーカーそのもののファン」が登場してくるわけですね。
ファッションの世界でも、それぞれのメーカーに固定のファンが付くことが多いですが、それと同じことです。
つまりブランドとして「メーカー」の存在があることで、そのメーカーのファンがAVを手に取りやすい状況を作り上げているわけですね。
「レーベル」は「メーカー」のなかに存在する「ジャンル」と考えよう
「メーカー」がひとつの大きな制作会社のくくり、ブランドだとすると、それに対する「レーベル」は「メーカー」のなかに存在するAVの「ジャンル」または「シリーズ」だと考えるとわかりやすくなります。
たとえば「熟女」「美少女」といった、出演するAV女優のタイプでのジャンルわけ、または「SM」「痴漢」「露出」といった、プレイ内容でのジャンルわけを「レーベル」によっておこなうわけですね。
つまりメーカーという大きな「ブランド」のなかで、そのファンの好みをより絞り込むための存在が「レーベル」と言えます。
AV業界における「メーカー」と「レーベル」の関係性を具体的にご紹介
「メーカー」はブランド、そして「レーベル」はジャンル、と考えると良い……のですが、それでもなんとなくイメージしにくいかもしれません。
もうちょっとわかりやすくするために、大手AVメーカーである「SODクリエイト」を参考にさせていただいて、AV業界における「メーカー」と「レーベル」の関係性を具体的にご紹介します。
メーカー「SODクリエイト」のなかにあるさまざまなレーベル
まず基本として、大きくAVメーカーとして「SODクリエイト」が存在しています。
そしてそのなかに「SODstar」「青春時代」「本物人妻」「もぎたて素人」など、各種「レーベル」が存在しているわけですね。
また厳密にはレーベル分けされてはいないのですが、人気シリーズである「マジックミラー号」なども、ある種「SODクリエイトのレーベル」として扱われている部分があります(こういった点もわかりにくくなってしまう原因でしょうが……)。
さらにAV以外に、大人のオモチャ(オナカップ)である「SOD BASARA」などのシリーズもあり、こういった商品もある意味「SODクリエイトのレーベル」と言えるかもしれません。
「メーカー専属女優」はレーベルによって分けられている場合も
「SODクリエイト」の場合、メーカー専属女優としては「SODstar」が一番知られているでしょう。
しかしメーカー専属女優はそれだけではありません。
「清楚な学生時代を思い出させる女の子」のレーベル「青春時代」、「エッチな素人人妻」を集めたレーベル「本物人妻」など、それぞれのレーベルに「専属女優」がいるんです。
これは「SODクリエイト」だけでなく、ほかのAVメーカーでもほぼ同じ。
そのため「メーカー専属女優」としての活動を狙うのであれば、AVメーカーだけでなく「そのメーカー内にどういったレーベルがあるのか」もしっかり調べておくと、選択の幅、そして専属女優となれる可能性が広がります。
「自分で調べてみたけど、ちょっとわかりにくい……」なんて場合は、プロダクションのスタッフにどんどん質問してみましょう。
プロダクションのスタッフは、当然ですがAV業界について非常にくわしい人たちがそろっています。
そして自分たちのプロダクションに在籍しているAV女優が売れるために活動してくれるわけですから、協力してもらわない手はないわけですね。
プロダクションとAVメーカーはまったく違うもの
ときどきですが「プロダクションがAVを制作している」と、勘違いしている人を見かけることがあります。
男性でもいますが、AV女優としての活動を希望している女の子の場合は「プロダクションに所属すれば、そこで制作しているAVに出演できる」と考えている場合もあるわけですね。
しかしプロダクションと、AVを制作しているAVメーカーは、まったく違うものです。
プロダクションは、あくまでもAV女優さんの活動をサポートしている存在であって、AVを制作しているわけではありません。
そのため「プロダクションに所属できた」からと言って、その後AVに確実に出演できる、AV女優として活躍できる、とは限らないわけですね。
ただし現在では「AVメーカーの関連会社が運営するプロダクション」も登場してきているため、今後そういったプロダクションが増える可能性もゼロではありません。
どちらにせよ、自分のやりたいことや活動スタイルにしっくりとくるようなプロダクションを選ぶのが大切ですよ。
まとめ
AV業界における「メーカー」と「レーベル」の違いは、完全には理解していなくても、プロダクションのスタッフがフォローしてくれるため、AV女優としての活動に大きな支障はないでしょう。
ただし、メーカー専属女優として活動したい場合も、さまざまな作品に出演するキカタン女優、企画女優の場合も、自分が出演するAVを制作しているメーカーやレーベルについて、知っておくに越したことはありません。
それぞれのメーカーによって特色が違ったり、レーベルによってプレイスタイルが違ったりするため、出演したときにどんな演技をするか、どういった役割が求められているか、などが、理解しやすくなるためです。
どんなメーカーがあり、どのようなレーベルがそのなかにあるのか、知っておくのはAV女優として活動するうえで、大きなプラスになる、と言えるわけですね!
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