AV女優になると家族関係はどうなる？悪化するケースもあれば応援してくれるケースも

AV女優になると家族関係はどうなる？悪化するケースもあれば応援してくれるケースも

「AV女優になるなんて、親不孝だ」

こんな言葉が、インターネット上では見かけられます。

AV女優が人気職業になるにしたがって、だんだんと職業として認められるようになり、自分から「AV女優になりたい」と希望する女の子も増えてきました。

しかしいまだに、AV女優に対する偏見が世の中には存在しているのが事実でもあります。

実際に、娘がAV女優になったことで、家族との関係が悪化してしまうケースは、けっして少なくはありません。

その一方で、人気AV女優として有名になりながら、家族とはしっかりした関係を結び続けているケースも存在しています。

今回はAV女優となったのが原因で、家族関係が悪化してしまうケースと、しっかり家族の理解を得ながらAV女優として活動するケース、それぞれについてご紹介していきます。

AV女優としてデビューすることで家族関係が悪化してしまう具体的な場合とは

女の子がAV女優としてデビューして、家族関係が悪化してしまう場合、それはほとんどのケースで「女の子がAVデビューのことを話していない」状況である、と言えます。

とは言っても、AVデビューの件をなんの抵抗もなく家族に話せる、なんて女の子も多くはないのが確かでしょう。

いくらAV女優が人気職業となって、世間的な知名度も上がってきているとは言っても、やっぱり「人前で裸になり、セックスを見せる仕事」の時点でなかなか話すのは難しい、と感じてしまう女の子がほとんどのためです。

そのためAV女優の家族関係が悪化してしまうのは、内緒にしていたAV出演が家族にバレたときに始まる、と言って過言ではないでしょう。

ほとんどの親は「娘のAVデビュー」を受け入れられない

AV女優としてデビューすることで家族関係、とくに親との関係が悪化してしまうのは、ほとんどの親が「娘のAVデビュー」を受け入れられないためです。

これは非常に難しい話で、たとえ「親がAVを良く知っている、AV好き」であったとしても、または「親がAV女優・AV男優、またはスタッフなどのAV業界関係者」であったとしても、実際に自分の娘がAV女優としてデビューするとなると、簡単には受け入れられないものです。

ましてやAV業界とはなんの関係もない、一般的な家庭の親にとって、娘がAVデビューするのは到底受け入れられるものではない、と言えます。

なぜ受け入れられないか、と言えば、やっぱりAVが「裸やセックスを見せるものである」ため。

そういった「性に関する部分」は、簡単に誰かに見せるものではない、との固定観念はどうしても拭い去れないものです。

「自分の娘の裸やセックスが世界中に発信されている」事実は、親がなかなか受け入れられなくても仕方がない、と言えるでしょう。

親族から批判されるケースも

たとえ親や兄弟姉妹といった家族がAVデビューを受け入れてくれたとしても、親族が受け入れずに批判されるケースも見られます。

遠方に住んでいる親族などからわざわざ連絡が来たりすることもあれば、兄弟姉妹の結婚相手、さらにはその実家から嫌がられたりすることも考えられるでしょう。

AV女優本人にとっては、遠方に住んでいる親族や兄弟姉妹の結婚相手の実家などはそれほど近い存在とは言えません。

そのため批判されたとしても気にならないかもしれませんが、親にとっては親戚は自分にとって近い存在だったり、兄弟姉妹の結婚相手と実家はその兄弟姉妹にとっては離れたくても離れられないもの。

「家族がAV女優」との事実で、さまざまな人間関係の苦労が生まれてしまう場合も考えられることは、多少なりとも意識しておいたほうが良いでしょう。

また内緒にしていたAV女優としての活動がバレるケースは、家族に直接気付かれるだけでなく、こういった親族関係からの連絡で家族に知られることになる場合も多いのです。

「人妻AV女優」の場合はさらに気にしなければならない点が増える

結婚している「人妻」でありながら「AV女優」として活動している女性は、AV業界にはたくさんいます。

なんといっても「人妻」ジャンルは、AV業界でもトップクラスの人気ジャンル。

人気人妻AV女優になれば、お仕事もたくさん依頼されますし、AV以外にさまざまなジャンルで活躍するのも夢ではありません。

ただし人妻AV女優の場合、親や兄弟姉妹だけでなく、もっとも身近な「夫」の存在があります。

なかなか自分の妻が、AV女優として活動するのを認めてくれる夫はいないでしょう。

そのためAVメーカーも、夫に内緒で活動しているAV女優に関しては、夫が仕事をしている平日昼間だけに撮影を組むなどして、可能な限り夫にバレることを防ぐ工夫をしてくれます。

しかしそれでも、夫にAV活動がバレる可能性はゼロにはできません。

もしバレたら離婚の可能性もじゅうぶんにあることは、考えておかなければならないでしょう。

また「子どもがいる場合」も、なかなか厄介な問題です。

まだ子どもが小さければ、そもそも「AVがなにか」すらわからないでしょうが、成長していくにしたがって「母親がAV女優」であることが知られる可能性が上がります。

この点も、人妻AV女優にとってはどうするべきか悩みどころでしょう。

家族にAVデビューがバレた場合は「強制引退」になるケースもある

家族に内緒にしていたAV出演がバレた場合はAV女優としての活動にも影響が出る場合もある

AV女優がそれまで内緒にしていたAV出演の件が家族に知られてしまった場合、家族関係が悪化するだけではありません。

女の子のAV女優としての活動自体にも、大きな影響が出る場合も少なくないのです。

もっとも大きな影響としては、AV女優を「強制引退」させられてしまうケースでしょう。

内緒にしていたAV女優活動がバレたときに、言われる可能性が高いのが「すぐに辞めなさい」との言葉です。

人気が出てきたAV女優が、なんの発表もなく突然引退してしまう、または自然とAVが発売されなくなってフェードアウトしてしまう、なんてケースが見られますが、その場合この「家族バレによる強制引退」の可能性が少なくありません。

もし自分自身がAV女優としての活動を続けたいと考えていても、なかなか説得するのは難しいですし、場合によってはプロダクションやAVメーカーを巻き込んだ裁判になりかねないため、諦めて引退してしまうAV女優もいるのです。

逆にそこで「辞めたくない！」と主張して、勘当状態になってしまい、親と絶縁状態のままAV女優活動を続けている女の子もいます。

家族にAV活動がバレてもAV女優としての活動を継続しているケースも少なくはない

これまでの話を読んできて、自分がAV女優として活動するのが不安になってきてしまった、なんて女の子もいるかもしれません。

しかし実際には、家族に内緒でAV活動をしていたのがバレても、その後問題なくAV女優として活動を続けている女の子もいます。

そのため、最初から不安を感じてAV女優になるのを諦めてしまうのは、かなりもったいないことだ、と言えるでしょう。

それでは家族にAV活動がバレても、AV女優としての活動を継続できている女の子にはどのようなパターンがあるのか、ご紹介していきます。

バレたときの説得や活動を継続しているうちに認めてくれる場合もある

親が自分の娘のAV出演を知ったとき、ほとんどの反応は「辞めろ」一択でしょう。

しかしそこで諦めず、しっかりと自分が「AV女優として仕事を続けていきたいこと」「AV女優というお仕事のやりがい」といった点を伝え、親を説得することでAV女優としての活動を認めてもらった、という女の子もいます。

もちろんそういった場合、最初から熱心に応援してくれるケースはあまり多くはありません。

しかし自分がしっかりと、責任感ややる気を持ってAV女優の仕事に取り組んでいる姿を見せているうちに、親がだんだん応援してくれるようになって、家族関係も元に戻っていった、との話を聞かせてくれる女の子は、AV業界にはかなり多いのです。

また一度は絶縁状態になってしまったけれども、AV女優としての活動を続けているうちに少しずつ認めてくれるようになった、という女の子もいます。

親が心配しているのは、まず「娘の裸やセックスの映像が、全世界に拡散してしまう」ことですが、それ以上に「娘がそういった世界でしっかりと頑張っていけるのか、途中で挫折して傷ついてしまうのではないか」といった部分です。

なによりも娘のことを心配しているのが、親心というものでしょう。

そのため「どんな仕事でも、娘がしっかりと頑張っている」と実感できれば、親としては認めてあげたくなるものなのです。

もちろん「しっかりとお仕事をしている」、つまりさまざまなAVに出演したり、イベントでファンと触れ合ったりしたりなど、さまざまな実績を着実に積み上げていかなければ、親の理解は得られません。

なにごとにも真剣に取り組む姿、ファンに笑顔を与える姿など、自分が楽しみつつ仕事をしていて、さらに親を安心させられる姿を見せてあげたいものですね。

プロダクションとの関係性をしっかりアピールしてAV業界について理解してもらうのもひとつの方法

AV女優の活動が家族バレした場合、AV女優と同様に大変な思いをするのがプロダクションです。

プロダクションは、基本的にAV女優がAV業界で活動する場合、すべての責任を取る覚悟でサポートをおこなっています。

そのくらいの覚悟がなければ、AV女優も安心して活動ができませんから、当然のことと言えるでしょう。

もしAV女優の家族バレがあった場合、プロダクションのスタッフが一緒に実家まで出かけて行って、AV業界の仕組みやAV女優のお仕事の仕方について説明をしたことで、親の理解を得られるケースもあります。

親が不安に思っているのは「AV業界はいかがわしい、危ない世界ではないのか」といった部分も大きくなるためです。

はっきり言ってしまえば、AV業界は一般的なお仕事の世界とはかなり違った部分があるのは事実となります。

さらにかつては反社会的勢力の存在や、女の子への出演強要問題など、さまざまな面で社会を騒がせてしまった点はあるため、親が不安に思ったとしても仕方がないでしょう。

そういった部分を女の子自身が説明したとしても、親からすれば「この子は騙されているのではないか」といった不安を完全に拭い去るのは、難しいことです。

そこでプロダクションのスタッフがしっかりと女の子に同行し、業界の仕組みや女の子へのフォローについて説明することで、親の理解を得られる可能性は高くなります。

家族にしっかりAV活動を話しておくと理解を得られるケースもある

最初は家族には内緒でAV活動をしていても、それがバレる前に自分から家族に話してしまう、といったケースも多くなっています。

AV活動が家族バレしたとき、大きな問題になるのは「娘が秘密にしてAV活動をしていた」、この「秘密にしていた」という点が、家族の心証を非常に悪くして、AV活動について認められなくなるものなのです。

そのため「バレるよりも、自分から話してしまったほうがダメージが少ない」と考えるAV女優もいるわけですね。

もちろん娘からAV活動の話を聞いたとき、すぐに「わかった」と言ってくれるような理解ある親は少ないでしょう。

しかし秘密にしていたことがバレたときよりは、感情的にならずに冷静に話し合いができる可能性が上がります。

お互いに冷静な状態で、お仕事の内容やAV業界の仕組み、そして自分の気持ちを伝えれば、理解を得られるケースは多くなるでしょう。

また人妻AV女優のなかには、夫はともかく自分の子どもには自分から話してしまう人が多めです。

子どもが「自分の母親がAVに出演しているかもしれない」と知るのは、性に興味が出てきた思春期が中心でしょう。

この思春期の時期は、ちょうど「反抗期」と重なるケースが多いため、もしこの時期にAV女優としての活動がバレると、大きな問題になりかねないわけですね。

そのためまだ子どもが小さいうち、ある程度AVの仕事について理解できるようになったくらいの年齢で、話してしまって大きな問題になるのを防ぐわけです。

子どもはちゃんと話せば、理解してくれる場合が多くなります。

なかには自分の子どもと一緒にYouTubeチャンネルで配信をおこなっている、なんて人妻AV女優もいますので、しっかり話せば家族関係に問題が生じる可能性は下げられるわけですね。

AV女優活動の家族バレをどうしても防ぎたい場合に考えておくべき対策とは

AV女優活動が家族にバレて家族関係が悪化するのであれば、徹底的に「家族バレの要因」を防ぐのもひとつの方法です。

とは言っても、現在のような情報化社会のなかでは、100％家族バレを防げる、なんて手段は存在しません。

少しでも家族バレを防げる、という意味では「パブを徹底的に狭くする」くらいしかないでしょう。

パブとは「宣伝をどの程度までOKするか」の範囲のことで、新聞や雑誌などのメディア出演が可能か、インターネットのWEBサイトで顔出しが可能か、などさまざまな設定ができます。

たとえば「父親がスポーツ新聞を読むから、スポーツ新聞はパブNG」「親はインターネットを使わないから、インターネットならパブOK」など、自分の都合に合わせて設定できるわけですね。

しかし自分の家族だけでなく、親族のことを忘れてはいけません。

自分の親はインターネットを使わなくても、親族の誰かがインターネット上でAV活動に気付くかもしれない、との可能性は消えないわけですね。

そういった点を考慮してしまえば、すべてのパブがNG、つまりなにひとつ宣伝できなくなってしまって、AVの売り上げに悪影響が出るどころか、AVメーカーからのオファーにも大きく影響してしまいます。

そのため、ある程度の妥協は必要になるでしょう。

やっぱり大きな問題にしないためには、ある程度AV女優としての活動が軌道に乗った時点で、自分から親に活動について話すことも考えておくべきかもしれません。

まとめ

「AV女優になると、家族関係が崩壊する」

そんなイメージで語られることがありますが、この言葉はけっして完全に正しくはありません。

AV女優として活動しながら、家族との関係も良好に保ち、充実して毎日を過ごしている女の子は、けっして少なくはないのです。

ただしどうしても「AV女優」というお仕事の特徴上、家族からの理解を得にくい点があるのは間違いありません。

そもそも女の子も、AVデビューの際に家族に話して、理解を得てからデビューをする子が少ないのは、AV女優として活動することに若干の後ろめたさを持っているためでしょう。

こういった後ろめたさを克服して、家族からの理解を得られたら、のびのびとAV女優として活動し、ますますの活躍も期待できます。

ある程度のキャリアを積んだら、プロダクションとも相談して家族にAV女優としての活動について話すことも検討してみると良いでしょう。