AV女優の「単体・キカタン・企画」の区分が崩れつつある理由とは?

AV女優の「単体・キカタン・企画」の区分が崩れつつある理由とは?

AV女優と言えば、単体女優・キカタン女優・企画女優の3つの区分に分類されている……。

これがAV業界の「常識」として、業界だけでなく一般社会にも知られています。

かつてはこの3つの区分の間にははっきりとした壁があり、乗り越えようとしてもなかなか乗り越えられないもの、とされていました。

しかし現在、単体女優とキカタン女優の間の壁はほとんど失われており、さらにキカタン女優と企画女優の間の壁も、かなり小さくなってきている事実があります。

どのような事実からAV女優の3つの区分がなくなってきていると言えるのか、そして今後のAV女優はどのようにお仕事をするべきなのか、ご紹介しましょう。

AV女優の「単体・キカタン・企画」の3つの区分が崩れつつある理由とは

AV女優の3つの区分である「単体・キカタン・企画」は、かつてはAV女優のランクと収入に比例するもの、と定義されていました。

簡単に言えば、単体女優はもっともAV女優としてのランクと収入が高く、続いてキカタン女優、そして企画女優とだんだんランクと収入が下がっていく、と考えられていたわけです。

逆にAV女優としての人数は、企画女優が一番多く、続いてキカタン女優、単体女優がもっとも少ない、とされていたわけですね。

これは今までかなりはっきりとした区分ができており、ある意味ではAV女優が自分のポジションをわかりやすく考えられていた、とも言えます。

しかし現在では「単体・キカタン・企画」の名称は残っているものの、その区分はかなりあいまいになってきています。

キカタン女優・企画女優から単体女優になるケースも増えた

かつてのAV業界では、メーカーと専属契約を結ぶ単体女優が、契約切れとともにキカタン女優になる流れが一般的で、その逆はまずありえませんでした。

しかしキカタン女優・企画女優でも人気が出れば、メーカーと専属契約を結んで単体女優となる、それまでの常識とは逆の流れも、現在では珍しいことではなくなっています。

もちろん「人気があれば」の大前提はありますが、キカタン女優と単体女優を行ったり来たりする、なんて女の子もいるわけですね。

そういった意味で、単体女優とは単に「メーカーと専属契約を結んでいるAV女優」を指す言葉となってきている、と言えます。

単体女優よりもキカタン女優のほうが稼げる場合も増えた

収入も「単体女優が一番多い」とされていましたが、現在では単体女優よりも稼げるキカタン女優も多くなっています。

人気キカタン女優になると、単純にAVへの出演本数が増えることもありますが、そもそもの出演料の差が縮まってきたケースも考えられるでしょう。

安定した売り上げが期待できる人気キカタン女優のほうが、AVメーカーにとって使いやすくありがたい存在、となってきているわけですね。

それではなぜAVメーカーが、いまだにAV女優と専属契約を結ぶのかと言えば、人気があるAV女優と専属契約を結んで単体女優として活動してもらえば、AVの売り上げだけでなくメーカーの「広告塔」として活動してもらえるメリットがあるためです。

メーカー自体の知名度・人気をアップさせることで、全体的なDVDの売り上げを伸ばす考え方と言えますね。

また新人女優と専属契約を結ぶ場合は、人気女優となる可能性を見込んでの先行投資、となります。

もし専属契約を結んだ女の子が人気女優になれば、それだけの利益をメーカーは独占できるわけですから、大きなメリットがあるわけですね。

ただしそれだけに、人気が出ないとあっさり契約を切られてしまう可能性があります。

単体女優がキカタン女優になるのは人気が落ちたためとは限らない

かつてはファンも「単体女優のほうがキカタン女優よりも上」との見方をしており、単体女優がキカタン女優になることを「キカタン落ち」などと表現する人もいました。

いえ、いました、ではなく、現在でもそう考えている人も、AVレビューのコメントを見ると実際に存在しているようです。

ただし現在では、人気が落ちたから単体女優からキカタン女優になる、という考え方は正しくない、と言えるでしょう。

むしろ「単体女優でいるよりも、さまざまなメーカーに出演できるキカタン女優になって稼ぎたい」「専属契約を結んでいると活動の自由が狭まってしまうから、もっと自由に活動するためにキカタン女優になる」など、メリット面が大きいためキカタン女優になる、という女の子もいます。

サラリーマンの世界で例えるなら、実力のある会社員(単体女優)がもっと稼ぐために独立して個人事業主(キカタン女優)になるのと同じ、と言えるでしょうか。

つまり単体女優かキカタン女優かは、その女の子がAV女優としてどのように活動したいかの差でしかなくなってきているわけですね。

企画女優は「脱げればOK」だった時代は終了している

単体女優とキカタン女優の間の壁がなくなりつつある事実についてはご紹介しましたが、企画女優も同じ状況になりつつあります。

正確に言えば、キカタン女優の裾野がそれまで企画女優が占めていた部分にまで広がってきている、となるでしょうか。

かつての企画女優は「ルックスやスタイルなどはあまり関係なく、脱げればOK」なんてされていた部分がありますが、現在では「脱げればOK」ではなくなってきているわけですね。

その理由について、ご紹介しましょう。

AV女優全体のレベルが上がってきている

現在はAV女優全体のルックス・スタイルのレベルが上がってきており、企画女優でもキカタン女優クラスのルックス・スタイルが求められるようになってきました。

とくにファンはそのあたりに厳しく、企画女優がメインで出演する「大人数ものAV」でも「この子はかわいかったけれど、この子はイマイチだった」などのレビューが遠慮なく書き込まれています。

そういった事実があると、AVメーカーとしてもできるだけルックス・スタイルレベルの高い企画女優にオファーするようになるため、それこそ「脱げるだけ」ではなかなかお仕事をもらえない状況になっているわけですね。

○キカタン女優が企画女優の役割を果たすようになってきている

企画女優の出演するAVの場合、素人役など「AV女優としての名前が知られていないこと」が前提となっているため、あまり有名ではない企画女優のほうが仕事をゲットしやすい環境にありました。

しかし現在では、AV新法の存在などで「本当の素人女性がAVに出演することはありえない」といった情報が、一般のファンにも知られるようになっています。

そのため「無理に素人っぽい女の子にオファーするより、多少名前は知られていてもルックスもスタイルも良いキカタン女優にオファーしたほうが良い」と考えるメーカーも増えてきているわけです。

単純に企画女優が活躍できる部分は、現在のAV業界では狭まってきているのかもしれません。

大人数出演作品の「切り売り」も始まっている

これまで「DVD」の形で販売されていたAVですが、主流は専門サイトでの動画データ形式での販売へと移り変わってきているのが現状です。

その結果、これまで大人数が出演してきたAVで、女の子ひとりずつを独立して販売する「切り売り」がスタートしています。

そうすると、ファンが「この子はかわいいから買おう」「この子は好みじゃないから買わない」といった選択をするようになるわけですね。

つまり全員、ある程度のレベルを保つようなキャスティングをAVメーカーは考えるようになります。

企画女優も「脱げる」だけでなく「脱げてカワイイ」が求められる時代になってきているのです。

まとめ

ご紹介したように、現在のAV業界では単体女優とキカタン女優、そしてキカタン女優と企画女優の間の区分は、かなり小さくなってきています。

と言うか、キカタン女優の範囲が非常に広くなり、キカタン女優と企画女優はほぼ同じものに、単体女優とキカタン女優の違いは「メーカーと専属契約を結んでいるか否か」だけになってきている、と言えるでしょう。

今後のAV業界で活躍する女の子には、全員かわいらしさ、そしてエロさが求められるわけですので、競争は激しくなるかもしれません。

自分磨きを怠らないだけでなく、自分がどのようなAV女優と活躍するかのビジョンを持ち、プロダクションと相談してお仕事するのがより大切になることを意識していくことが大切です。

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