「今の事務所を辞めたい。でも、どう切り出せばいいか分からない」
「違約金を払えと言われたらどうしよう」「ほかの事務所に移ってもいいの?」
AVの事務所を辞めることや移籍することは、特別なことではありません。ただ、手順をまちがえるとトラブルになりやすいのも事実です。この記事では、辞める・移籍すると決めたときに、順番にやっておきたいことをまとめました。
まず知っておきたい「2種類の契約」
AVのお仕事では、多くの場合、性質のちがう2つの契約を結んでいます。
- 事務所との契約(マネジメント契約・専属契約など):事務所に所属して、お仕事の紹介や管理をしてもらうための契約です。
- 作品ごとの出演契約:1本1本の作品について、メーカーなどと結ぶ契約です。AV新法のルールがかかるのはこちらです。
「事務所を辞める」のは前者の話で、「出た作品の販売を止めたい」のは後者の話です。どちらをどうしたいのかを分けて考えると、整理しやすくなります。作品ごとの出演契約のルールは「AV新法で出演者はどう守られる?」で解説しています。
辞める・移籍するときの5つのステップ
① 事務所との契約書を読み直す
まずは手元の契約書を確認します。見ておきたいのは次のところです。
- 契約の期間と、自動で更新されるかどうか
- 契約をやめたいとき、何日前までに伝える決まりか
- 違約金についての書き方
- 辞めたあと、芸名や写真・SNSアカウントを使えるかどうか
契約書をもらっていない、どこにあるか分からないという場合は、事務所に写しをお願いしましょう。
② 決まっているお仕事と、お金を整理する
すでに決まっている撮影やイベントをどうするか、まだ受け取っていないギャラがいくらあるかを書き出しておきます。辞める話をする前に整理しておくと、話し合いがスムーズです。
③ 記録が残る形で伝える
電話や口頭だけでなく、メールやLINEなど、あとから見返せる形でも伝えておきましょう。「いつ、何を伝えたか」が残っていると、言った・言わないのトラブルを防げます。
④ 引き継ぎと精算をする
残っているギャラの支払い時期、SNSアカウントのログイン情報、宣材写真の扱いなどを確認します。活動用のSNSアカウントを自分で続けたい場合は、この段階で必ず話し合っておきましょう。
⑤ 移籍するなら、新しい事務所には正直に話す
移籍先を探すときは、今の契約がいつ終わるのか、残っているお仕事があるのかを、新しい事務所に正直に伝えてください。きちんとした事務所であれば、今の事務所との契約をふまえて、いつから活動できるかを一緒に考えてくれます。
移籍するなら、ギャラの配分とサポートの中身をセットで確かめる
移籍先を選ぶとき、気になるのが「ギャラのうち、自分がいくら受け取れるのか」という配分です。ただ、配分の数字だけで決めるのはおすすめしません。事務所の取り分は、宣伝や営業、SNSの運用、撮影現場への同行といったサポートの費用にもなっているからです。
ACTの配分は基本がご本人50%ですが、移籍の方は、これまでの経験などに応じて60%・70%で契約することもできます。ただし、ご本人の取り分を大きくするほど、事務所が担えるサポートの幅は変わってきます。たとえば「SNSは自分で運用するので、取り分を多めに」「営業や現場の同行までお願いしたいので、サポートを厚めに」など、これまでの経験や、これからやりたいことに合わせて選べます。
ほかの事務所と比べるときも、次の2つを並べて確かめてみてください。
- ギャラの配分は何%で、何を基準に決まるのか(作品・イベント・SNS収益で変わるか)
- その配分で、事務所は何をしてくれるのか(営業・宣伝・SNS・現場の同行・トラブル時の対応)
よくある不安
高い違約金を請求されたら?
契約書に書いてあっても、内容や金額によっては、そのまま払う必要がない場合があります。その場で払う約束をせず、弁護士や法テラスに相談してください。
「辞めるなら作品をばらす」と言われたら?
家族や職場に知らせると脅されたり、しつこく引き止められたりする場合は、ひとりで対応しないでください。やりとりの記録を残したうえで、警察(相談専用電話 #9110)や弁護士に相談しましょう。
辞めたら、もうAVのお仕事はできない?
そんなことはありません。休業してから復帰する人も、事務所を移って活動を続ける人もいます。いったん休むという選択については「AV女優が「休業」する理由とは?」も参考にしてください。
まとめ
辞める・移籍するときは、「契約書を読み直す」「お仕事とお金を整理する」「記録が残る形で伝える」の3つが基本です。困ったときは、ひとりで抱え込まず、外の相談先も使ってください。
ACTでは、ほかの事務所からの移籍の相談も受け付けています。今の契約のことが分からなくても大丈夫です。秘密は守りますので、LINEで気軽に聞いてください。
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